2021年9月6日月曜日

【次回例会紹介】「心を打つ」二つの伝統の出会いが拓く、新たな地平。― 井上姉妹(和太鼓/篠笛/民謡舞踊/三味線)× ミロゴ・ベノワ(ジャンベ/バラフォン/ンゴニ/他)

次回例会は、和太鼓から民謡舞踊まで様々な日本の伝統芸能を専門とされる井上姉妹と、西アフリカのブルキナファソ出身で伝統芸能を今に伝えるミロゴ・ベノワさんのコラボレーションによるステージをお届けします。
今回のブログでは、井上姉妹のお二人とミロゴ・ベノワさんとにお聞きしたインタビューをご覧下さい。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)

写真左から井上真澄さん(妹)、ミロゴ・ベノワさん、井上朋美さん(姉)


―お二組は今年2月に西宮フレンテホールでの公演で初めて共演をされたそうですが、いかがでしたか?

井上真澄さん(以下、真澄さん) 西アフリカの伝統楽器と和楽器とのアンサンブルは私たち(井上姉妹)も初めての経験で、すごく楽しみにしていました。伝統楽器の面白いところは、西アフリカの楽器であれば西アフリカの景色や土の香り、風の感じなど、劇場空間がその国のカラーにガラッと変わるところです。
ブルキナファソの楽器によるベノワさんの演奏は、穏やかで温かいイメージの音楽だなというのが最初の印象でした。和楽器はどちらかというと静と動のコントラストがはっきりと出る楽器、特に和太鼓はそうなのですが、そのどちらかというとモノトーンのコントラストによる日本の音色に、西アフリカ・ブルキナファソのすごく鮮やかな色が合わさったことで、私たちも経験したことがない新しい色彩の音楽が生まれたという感触を持ちました。

井上朋美さん(以下、朋美さん) 初めてお会いして何回かリハーサルをする中で、音の作り方や感じ方が全然違うのですが、「打楽器=打つ」という共通事項があることで、音で語り合える、分かり合えるということを感じた公演でした。

ミロゴ・ベノワさん(以下、ベノワさん) 楽しかったですね!私は日本に来て8年くらいになりますが、和太鼓や日本の伝統楽器を演奏されている方といつか共演出来たらいいなと思っていて、このオファーが来た時からすごく楽しみでした。最初のリハーサルから井上姉妹さんは、音楽をされている時はもちろん、それ以外の時でも喜びに満ちたオーラが出ていました。国も違えば演奏している楽器も全然違いますが、演奏し始めるとどんどん近づいていきました。井上姉妹の二人はとても素晴らしい人たちで、元気をもらえます。

―井上姉妹のお二人の、日本の伝統音楽、楽器との出会いを教えて下さい。

朋美さん 私たちが和楽器に出会ったのは、妹の真澄が幼稚園の時に、園に和太鼓グループが来られての演奏会があり、それを聴いた時でした。それまでに私たちは両親の仕事の都合でニュージーランドに住んでいたことがあり(妹はそこで生まれました)、その頃に両親や現地の方から日本の文化の素晴らしさをたくさん聞き、興味が膨らみました。そういうことがあり、初めて和太鼓に出会った時には二人同時に「自分もやりたい」との思いが芽生え、小学校から民謡舞踊と和太鼓を始めました。その後、プロになってからは篠笛や三味線にもガッツリと取り組んでいます。

―ベノワさんは「グリオ」の家系に生まれたということですが、「グリオ」について教えて下さい。

ベノワさん グリオというのは一つの職業で、結婚式やお葬式、お祭りなどで演奏し、他にはけんかの仲裁など、物事がスムーズに進むようにその時と場合に応じて盛り上げたりする人達で、私はその家系に生まれました。グリオは誰でもなれるのではなく、代々その家系によって受け継がれています。私はお母さんのお腹の中にいる時からお祭りの音など、それらの音楽に触れていました。
私も幼い頃から太鼓を叩いていましたが、村の人々から認められたのは5歳の時に迎えた最初のイニシエーション(通過儀式)からでした。そこでは長老がやって来て、村の立派な男になるための儀式が行われます。そして儀式を経て太鼓のバチを持つ資格を認められます。その後も何度か儀式があり、その度に太鼓の言葉(リズム)や意味を教えてもらい、年齢を重ねるごとに立派なタマンバ(※注)弾きとして育てられていきます。一方でお祭りの時などは、みんなお酒を飲んで叩いています。お酒がないと叩けません(笑)

※注「タマンバ」とはトーキングドラム(声調と韻律を模倣して遠距離の通信や、音で口承を行う太鼓)の一種。

―それぞれの現在の活動について、また活動の中で大切にしていることについて教えて下さい。

ベノワさん 今は幼稚園から中学高校までの学校公演、ライブハウスなどでの演奏などいろんなところで演奏していて、方々を訪ねる中で価値ある音楽を自分の中で追及し、それを一人でも多くの人に届けたい、そして楽しい時間を一緒に作っていきたいと思っています。
私はこれまで一年半を日本、半年をブルキナファソ(お祭りの時など)という生活を続けてきました。でも今年は世界的パンデミックのため帰れていません。日本の生活でエネルギーが減った分を、故郷に帰った時に補給するのですが・・・。でも私にとって音楽があるのが幸いで、ライブで演奏者、お客さんの垣根を越えて楽しい時間を過ごせた時に元気をもらえます。多分音楽をやらなかったらずっと病気です(笑)

真澄さん 私たち井上姉妹は、結成してから4年目になりますが、他のジャンルのアーティストの方々と一緒に作る舞台や、子供たちに和太鼓をレクチャーする舞台や、最近はコロナ禍で活動が制限されている中で映像作品に出させていただくことも増えました。
コンサートでも映像でも、作品を作る中で大切にしていることは、ただ自分の演奏を見せるだけではなく、ベノワさんも言われていたように、舞台、客席の関係なくその場にいるみんなが一緒になって、今この瞬間の気持ちを共感できる舞台を目指しています。
コロナ禍で人と接する機会がとても減ってしまっている中で、人の気持ちを推し量ったり共感したりという力が衰えてきているように普段の生活の中で感じています。例えばインターネット上などで簡単に人を傷つける言葉が飛び交ってしまうなど。そういう社会の中で今私たちが出来ることは何なのだろうかと考えた時、一緒に感情の共感をできる時間を提供することでよりよい世界を作ることに貢献したい、それが自分たちに出来ることではないかと思いました。
今、医療従事者の方たちがすごく頑張っておられます。私たちは直接命を救うことは出来ませんが、ほんの微力ながら観に来ていただいた人の心を軽くする、私たちもあなたと一緒なんだよと共感できる、そういう温かい時間をみんなで一緒に作れたらということを、コンサートを作るうえで心掛けています。

朋美さん あと、私たちは姉妹なので、演奏でも姉妹らしさも出せるように、息の合った演奏、姉妹だからこそできる阿吽の呼吸、そういう雰囲気を味わっていただけることを心掛けています。またベノワさんやいろんな方とご一緒する中で、新たな発見を毎回できるように、いつも新しい気持ちで楽しめるようにいたいと思っています。

―それぞれ共演する相手の音楽に対して感じることを教えて下さい。

朋美さん ベノワさんの音楽は太陽のようにあったかく、自然と体が動いてしまったり、笑みがこぼれたりします。ベノワさんの楽器が「リズム=言語」ということもあり、ご自身の全てが音楽だということが伝わってきます。一緒にコラボする曲では、私たちもそれについていきながら、自分たちも体で表現しようといつも勉強しています。

ベノワさん 日本の音楽は拍の取り方、感じ方が私たちと全然違うと感じます。また、井上姉妹の曲は、曲の長さが決まっていて、演奏では次のタイミングが来るまでの長さを数えることができます。でも私たちの音楽は音楽の開始や終了、変化する時などの合図はありますが、その間はずっとアドリブで楽譜というものは存在しません。私も音楽に対しては何でもやってみたい気持ちが強いので、これも新しい勉強だと出来るまで頑張りました。
一方で、ブルキナファソの伝統音楽と同じように日本の民謡も5音階で出来ていて、西アフリカの楽器ンゴニ(=弦楽器)と日本の三味線とで合わせた時には何か懐かしい感じがし、自分の音楽に近いと思いました。

―音楽以外で今好きなことはありますか?

真澄さん 私は最近アウトドアやキャンプにはまっていて、休日は山にこもっています。大体行ったときは薪を割っています。叩くのが得意なので(笑)。自然の中にいると自分がリフレッシュできると感じます。

朋美さん 私は舞台鑑賞など観るものが好きで、今特にはまっているのがミュージカルや、「2.5次元」という舞台です。その他、宝塚、演劇、ジャニーズ・・・と何でも好きで、その音楽や照明、舞台構成、衣装にも関心があり、そういう細かいところを見て楽しむということにずっとはまっています。

ベノワさん 私はコーヒーが大好きで、朝起きたらコーヒーがないと一日が始まらないほどです。最近はコーヒーの焙煎にはまっています。豆はアマゾンで買って、家の庭にあるかまどで薪焙煎をやっています。
あとは畑。ブルキナファソで小さい時からやっていましたので、自分の畑でできた物を食べるのが喜びです。今は落花生、大豆、小豆、黒豆、かぼちゃ、ヤーコン、小芋、しょうが、さつまいも、夏野菜など作っています。でも昨日ショックなことに、カラスとアライグマが来て落花生を食べられてしまいました・・・(泣)

―10月のステージにむけてひとことお願いします。

ベノワさん 10月のプログラムはこれからですが、今からリハーサルも含めて楽しみにしています。2月のフレンテホールの舞台が最初のレベルだとしたら、10月はレベルアップして新しいことが出来たら嬉しいなと思っています。特にお客さんとのやり取り。今はコロナのこともあり立って踊ったり歌ったりできないから、手拍子など何かお客さんが参加できる方法を考えたいです。イスダンスとか(笑)

真澄さん 10月のステージでは「歌うベノワさん」「打つベノワさん」「踊る井上姉妹」「爪弾く井上姉妹」など様々な場面が次々と展開していく感じになると思います。ベノワさんも私たちもそれぞれの国で古くから伝わるいろんな楽器を使いますので、次はどれがでてくるのか楽しみの一つにしていただけたらと思います。あとベノワさんもおっしゃったようにどんどん新しい作品作りにも取り組もうとしていますので、ご期待下さい。

朋美さん 三木公演がベノワさんとご一緒する公演の3回目となりますが、3回目だからこその空気感や新しい挑戦が出来ると思います。私たち3人、そして制作のハーモニーフィールズの皆さんと共に作り出せたらと、ワクワクしています。


※このインタビューは、8月16日夜に、井上姉妹のお二人とベノワさんと三木労音事務局とをオンラインで繋いで行いました。
また、ベノワさんのサポートとして、パートナーの勝間美由紀さんにもご協力いただきました。皆様ありがとうございました!




井上姉妹 プロフィール
静かな激しさ、繊細なダイナミクスその音、二律背反
・井上朋美(和太鼓/篠笛/民謡舞踊)
・井上真澄(和太鼓/三味線/篠笛/民謡舞踊)
姉・朋美が9歳、妹・真澄が6歳の頃より、和太鼓と民謡舞踊を習い始める。大阪を拠点とするプロ和太鼓チーム『打打打団 天鼓』に参加、国内外様々な公演にて演奏。10代の頃から国内外様々な公演にて演奏やキャリアを積み重ね、2003年には伊藤多喜雄氏の踊り子として紅白歌合戦にも出演。
その後 2017年より姉妹デュオ「和太鼓・民謡舞踊 井上姉妹」として新たな旅を始める。地元兵庫県西宮市を拠点に、全国各地で演奏活動を行う。姉妹ならではの息の合った演奏と、力強く、しなやかな感性と表現が魅力。伝統と革新が融合する和太鼓パフォーマンスと日本の文化を、世代を超え、もっと沢山の人に、もっと世界に、伝えたいという想いを胸に若手和太鼓プレイヤーとして、和太鼓の可能性を常に追求している。

ミロゴ・ベノワ プロフィール
西アフリカのブルキナファソの伝統伝達者「グリオ」の家系に生まれ、幼少期から父親の元でトーキングドラム「タマ」を習得。西アフリカの太鼓「ジャンベ」はもちろん、西アフリカの木琴「バラフォン」、弦楽器である「ンゴニ」等あらゆる伝統楽器を奏でるマルチプレーヤー。伝統楽器を使って現代社会にメッセージを伝える作曲家。日本とブルキナを行き来しながらその魅力を伝えている。
また日本では「BALANGOMA(バランゴマ)」というグループを結成。ケニアで8年間太鼓修業を積んだ大西匡哉、自作の太鼓を操る山北のりひこの3人によって結成。2017年ゲストコーラスにChikaRinuを迎え、Firstアルバム「YIRIBA」をリリース。東西アフリカの躍動する音にメッセージを込めて、生きることの喜び、リズムに身を委ねることの快感を分かち合うべく全国各地で活動中。

三木労音第185回例会
井上姉妹(和太鼓/篠笛/民謡舞踊/三味線)
×ミロゴ・ベノワ(ジャンベ/バラフォン/ンゴニ/他)
―日本とアフリカを繋ぐ伝統―
2021年10月3日(日)14:00開演
三木市文化会館小ホール
三木労音会員へ入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(井上姉妹×ミロゴ・ベノワ例会から参加希望の方は10・11月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。

2021年8月14日土曜日

吹奏楽の魅力がいっぱい詰まった、シュピール室内合奏団のコンサートでした!

先週8月7日(土)、三木労音8・9月例会「シュピール室内合奏団」を三木市文化会館小ホールで開催しました。
新型コロナウイルスの第5波が増加していく中、直前には台風まで発生するなど様々困難が訪れましたが、当日開けてみるとカンカン照りの真夏日。会館も閉鎖されずに感染防止対策を講じて開催することができました。

1列目には歓迎の横断幕を。

受付や販売のテーブルでは、感染防止対策のビニールカーテン越しに、会員スタッフがそれぞれ役割を担ってくださいました。

開場と同時に続々と入場。
今回は夕方4時開演と初めての時間帯にもかかわらず、間違えて来られた方はどうやらなかったようです。皆さん超優秀!

開演前あいさつは、今回は小巻事務局長でした。

 シュピール室内合奏団のメンバーが大きな拍手に迎えられ舞台に、いよいよ開演!
今回、シュピール室内合奏団の皆さんには三木労音と、翌日は大阪・富田林すばるホールと2公演のためにはるばる東京からお越しいただきました。
シュピール室内合奏団にとって関西での公演はこれが初めてとのことでしたが、コロナで中止になることなく(実は富田林は昨年予定されていた公演が中止となり、今回はその振替公演でした)、2公演とも無事開催できたことは大変喜ばしいことでした。
以前のブログでご紹介したように、シュピール室内合奏団は、吹奏楽なのにトランペット、トロンボーンなどの直管系の楽器がない、またピアノが加わっているという他にはない楽器編成、メンバーに作編曲家がいらっしゃりオリジナル曲や独自のアレンジを持つなど、小編成吹奏楽の可能性を追求されている非常に意欲的なグループで、そんな彼らの生のサウンドを聴けたこと、また初の関西公演を主催できたことはとても光栄なことでした。

コンサートは団のコンセプトを表現しつつも、吹奏楽に馴染みのない方でも楽しんでもらおうと工夫を凝らしたプログラムで、吹奏楽オリジナル曲から耳馴染みのあるクラシック作品、またジャズや歌謡曲までバラエティーに富んだ選曲でした。
またメンバー一人一人が曲間のMCを担当され、それぞれのお話からお人柄も伝わってきて親近感がわきました。

団のリーダーでテューバ担当の本橋隼人さん。

アルトサクソフォン担当の椿 義治さん。

ユーフォニアム担当の安東京平さん。

フルート担当の大岡三佐子さん。

ピアノ担当の新居由佳梨さん。

ホルン担当の山口祐貴子さん。

作編曲家でコンサートではカホンを担当された高橋宏樹さん。

ソプラノサクソフォン担当の國末貞仁さん。

そして今回、ご都合が悪く参加できなかった正規メンバーの倉愛花理さんの代役として参加してくださったクラリネット担当の篠塚恵子さん。

また今回のプログラムでは、楽器ソロがフィーチャーされた演目にも刮目でした。
1部は安東京平さんによるユーフォニアムソロ。朗々とした深い音色、テクニカルな早いパッセージに、ユーフォニアムの魅力を存分に堪能できました。

2部は本橋隼人さんのテューバソロ。デキシーランドジャズの軽快なリズムに乗ってのユーモラスなテューバ演奏に会場が沸きました。

前半はクラシックスタイルだったのに対して、後半はポピュラー、歌謡曲、ジャズなどノリの良いプログラムに客席から手拍子も。背景の色も変わりました。

アンコールでは意外な選曲に客席大盛り上がりで、カーテンコールでは大きな拍手が!!
会場に響き渡った素晴らしいサウンドを満喫し感謝いっぱいです♪

終演後、シュピール室内合奏団メンバーが横断幕とのコラボ(?)写真を撮ってくださいました!

この後メンバーは翌日の公演のために大阪へ移動。
名残惜しい気持ちを胸に、わずかな時間で残ったスタッフと記念撮影をさせていただきました。
もちろんマスクを取ったのはこの一瞬だけです!

やっぱり生のコンサートはいいですね!
コロナの脅威に不安を感じる日々に、オアシスのように心の潤いをいただいた一日でした。
シュピール室内合奏団のこれからもますますのご活躍を期待しています!
またお越しいただける日を楽しみにしています!

2021年7月5日月曜日

【次回例会紹介】アンサンブルの魅力ここにあり!9人が生み出す新感覚吹奏楽サウンド!―シュピール室内合奏団

 次回例会は、ユニークな小編成の吹奏楽グループ「シュピール室内合奏団」をお迎えします。
今回のブログでは、シュピール室内合奏団のメンバー皆さんへのインタビューをご覧下さい。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)



―まずはリーダーの本橋隼人さんに質問です。「シュピール室内合奏団」を結成された動機、またグループ名の由来を教えて下さい。

本橋隼人(もとはし はやと)さん(以下、本橋さん) あくまで『小編成』という認識で「小さな編成なのにこれだけ豊かな響きがする」「音楽は人数ではない」というコンセプトで結成いたしました。そのキーワードとなった曲がアルフレッド・リードの「アルメニアン・ダンス・パート1」です。元々大編成で演奏する吹奏楽曲をたった8人でどう遜色なく演奏できるかという挑戦でもあります。
グループ名の『Spiel』はドイツ語で『遊び』という意味です。各奏者の音遊びも楽しんで頂けたらと思い、この楽団名にしました。

アルメニアン・ダンス・パート1(高橋宏樹:編)

―ユニークな楽器編成の理由を教えて下さい。

本橋さん 中低音楽器に関してはホルン、ユーフォニアム、テューバの方がトロンボーンにも発音が似ているし、実際にこの3人が吹奏楽サウンドを作っていると言っても過言ではありません。高音楽器に関しては大編成の吹奏楽曲を8人で演奏するとなると1人3パートくらい掛け持ちする事になるので、そうなると機動性があり調和性もある楽器を選ぶということになって、トランペットではなくソプラノ・サクソフォンを入れることにしました。そしてピアノも加えてより色彩感豊かな現在の編成になりました。

―吹奏楽の既存曲をシュピールの編成で演奏するために行われたアレンジの工夫について、メンバーである作編曲家の高橋宏樹さんにお尋ねします。

高橋宏樹(たかはし ひろき)さん 吹奏楽の曲は30~50人くらいで演奏されるものが多いのですが、これを8人(または9人)で演奏するわけですから、何を削っていくかを考える必要があります。削ったうえで元の曲となるべく印象が変わらないサウンドづくりを目指しています。かと言ってまったく同じ感じですとシュピールの編成でやる必要がなくなりますから、シュピールの持つ色彩感も生かしつつというところです。
シュピールの編成は木管群、サックス群、金管群と吹奏楽と同じように振り分けられていますが、大きく違うのは「直管系」と呼ばれるトランペット、トロンボーンがないところです。これらの楽器の鋭い音色を、他の楽器を組み合わせて作ったり、打楽器の印象的な部分をいかに違和感のないようにサウンド作りをしたりするかも大きなポイントです。そのサウンド作りの上で欠かせないのがピアノです。このピアノがあるというところと直管系がないというところがシュピール室内合奏団のアイデンティティの一つになっていると思っています。

―それではメンバーお一人お一人に、①ご自分の担当する楽器の愛すべき所、また②シュピール室内合奏団の「ここがイチオシ」という点について教えて下さい。

椿 義治(つばき よしはる)さん(担当楽器:アルト・サクソフォン)
①まず見た目のカッコ良さ、そしてやはり音色です。サクソフォンは、あらゆるアコースティック楽器の中で最も音色の幅が広いのではないかと思います。表現の幅が広く、変幻自在、沢山の可能性を秘めた楽器です。
②シュピール編成ならではのサウンドも大きな魅力ですが、イチオシはメンバーです。個性豊かなメンバーに皆さんもきっと虜になりますよ!

大岡三佐子(おおおか みさこ)さん(担当楽器:フルート)
①唇を振動させて音を出す金管楽器とも、リードを振動させて音を出す他の木管楽器とも違う、独特の発音の仕組みによるフルートの音色がとても好きです。コンパクトで持ち運びがしやすいところも気に入っています!(笑)
②他にはない特別な編成による多彩な音色が魅力だと思います。メンバーの個性と、人柄がにじみ出る響き。大編成の曲から室内楽的な曲、オリジナルの曲、どんな曲にも「シュピールらしさ」を感じていただけると思いますので、楽しんでいただけたら光栄です!

國末貞仁(くにすえ さだひと)さん(担当楽器:ソプラノ・サクソフォン)
①サクソフォンの愛すべきところはなんと言っても見た目のカッコ良さ!そして、様々なジャンルに対応できる幅広い表現力が魅力です。たくさんのキィーが付いていて複雑な構造に見えるけど、実はリコーダーに運指が近く、演奏のしやすさは管楽器の中でもダントツです!とってもコスパのいい楽器です(笑)
②シュピールのメンバーはとにかくみんな「できた人」。相手を思いやり尊重することのできる人たちばかり。それが演奏の端々に表れていると思います。そんなシュピールの仲の良さが聴いて下さる皆さんに伝われば嬉しいです!

安東京平(あんどう きょうへい)さん(担当楽器:ユーフォニアム)
①音、形、抱き心地!音は柔らかく包容力のある音から繊細な音まで、そして力強い表現もできるところに魅力を感じます。
②この編成で演奏しているとは思えないサウンド。メンバーはそれぞれ個性があるのですが、お互いをリスペクトし合っているからこそのブレンドしたサウンドが魅力かと思います!

新居由佳梨(あらい ゆかり)さん(担当楽器:ピアノ)
①ピアノの愛すべきところは、キラキラした音はもちろんの事、一人で何でもこなせるところです。低い音から高い音までの幅広い音域、メロディーを弾きながら伴奏も弾けたり、一度に沢山の音を響かせて一人オーケストラだって出来ます。まさに楽器の王様です!
②9人とは思えない豊かな響きは、他に類を見ないシュピールの魅力です。吹奏楽曲を筆頭に、アニメやジャズ、時には懐メロと幅広いレパートリーを持っているので、全世代に喜んで頂ける音楽をお届けできるのではと思います!

山口祐貴子(やまぐち ゆきこ)さん(担当楽器:ホルン)
①まるでカタツムリのような形でぐるぐると巻かれた管、構えると後ろを向くベル。その可愛らしいフォルムとは裏腹に、まぁなんて難しい楽器!だけど温かく優しい、ときに力強い音色がとても魅力的で、虜になるともう離れられません。いろんな楽器と仲良くなれます!
②他にない編成と個性豊かなメンバー。優しい気持ちでお互いを想い合えるところや、何より音楽を楽しむ気持ち、この人数で最大限に表現し、お客様に歓びを伝えたいという、あたたかい想いの強いバンドだと思います!

本橋隼人さん(担当楽器:テューバ)
①重いし低いしメロディーないし、地味な楽器?…とんでもない!!実は一番バンドの主導権を握っている楽器なんですよ。いうたら影の支配者 (笑) 低音が心地よいとバンドも心地よい。そんな素敵な楽器です。
※②は冒頭を参照下さい。

倉 愛花理(くら あかり)さん(担当楽器:クラリネット)
①クラリネットの愛すべき所は音色です。低音の木の温もりが感じられる温かな音色と、高音のキラキラとした明るい音色を持ち合わせており、4オクターブ弱という幅広い音域で、クラシックや童謡だけではなく、ジャズやディキシーなど色々なジャンルで活躍します。見た目は地味ですが、吹奏楽でもメロディー、伴奏、ハーモニーとなんでもこなす花形的存在です♪
②メンバーそれぞれ個性豊かな所や、それぞれの得意な部分が生かされており、役割をもって活動できているチームだなぁと思いますし、大編成の曲を小編成で演奏する団体は多くなってきましたが、シュピールがその先駆けになっていればと密かに思っています。
※倉さんは正規メンバーですが、今回は都合により篠塚恵子さんが代わりに出演されます。

―今回演奏していただくプログラム、またステージの特徴を、リーダーの本橋さんにお尋ねします。

本橋さん レパートリーが100曲以上あるので、本格的なクラシック曲からポップス曲など幅広いジャンルを演奏しております。今回は前半にはシュピールの豊かなサウンドをお届けしたく、クラシック曲をメインにお届けいたします。後半は打楽器も入り皆様と楽しく一体感があるステージになればと思い、歌謡曲やジャズの曲を選びました。そしてシュピールの特徴としてはソロを入れております。今回はユーフォニアムとテューバがメインで、よりその楽器の魅力がお届けできればいいなと思います。各メンバーがMCもいたしますので、メンバーそれぞれの雰囲気も楽しんでいただければと思います。

―最後に、グループの今後の活動についての抱負を、リーダーの本橋さんよりお願いします。

本橋さん 少子化やパンデミックなど様々な事が起こっていて、小編成になる時代が確実に近づいています。その時代の中、このような編成がより一般的になって、その時に『シュピールという室内合奏団がある』という位置づけでいたいです。
後はなかなか演奏ができない現状からコンサートが普通にできるようになったら、是非私たちの生演奏を聴いて欲しいです。この楽器編成による音の立体感など、私たちがやりたい事が一番伝わると思います。
最初にも言いましたが「音楽は人数ではない」という事を掲げて全国にいる吹奏楽部の子達やまだまだシュピールを聞いたことのない方達に届けていきたいなと思っております。



シュピール室内合奏団 プロフィール
「小編成吹奏楽」シュピール室内合奏団
テューバ奏者 本橋隼人 と作編曲家 高橋宏樹 を中心に吹奏楽の名曲をよりたくさんの人に伝えたい思いからフルート、クラリネット、二本のサクソフォン、ホルン、ユーフォニアム、テューバ、ピアノ、打楽器といった最大9人編成の今までにありそうでない新しいスタイルで2010年に結成。
2011年財団法人ヤマハ音楽振興会主催ヤマハ音楽支援制度の対象者に選ばれ音楽支援コンサートに出演し「小編成吹奏楽」の新しいサウンドを披露し好評を博す。音楽雑誌にも活動が多数掲載される。
主催公演では2012年より、メンバーが企画・演出を凝らし力を注いでいる公演を春夏秋冬に合わせて年4回行なっており、ユーフォ二アム奏者スティーヴン・ミード氏、トランぺット奏者エリック・ミヤシロ氏など、国内外の著名なアーティスト達とも共演をしている。
自主公演のほか、被災地の吹奏楽部を訪ね、クリニックやミニコンサート・合同コンサートを行うなど小中学生を対象にした学校依頼公演や0歳から入場できる親子コンサート、メンバーによる室内楽公演などホール自主事業依頼公演など多彩な公演を行っている。
2017年ファーストアルバム「Spiel Star Spur!」発売。ナクソス・ミュージック・ライブラリー他で販売・配信中。
音色を大切にした明快なアンサンブルで様々なジャンルをこなす。演奏会でお客様との一体感を大切にするバンド。
吹奏楽専門誌「バンドジャーナル」2020年11月号の表紙を飾る。
YouTubeなどSNSにて毎週土曜日に元気と笑顔でメンバーによるリレーメッセージ配信中。

シュピール室内合奏団youtubeチャンネル https://www.youtube.com/user/spielkammerensemble

大岡 三佐子 (おおおか みさこ/フルート)
神奈川県出身。
洗足学園音楽大学を優秀賞を得て卒業。第14回日本フルートコン ベンションコンクール・ピッコロ部門第2位。第15回大阪国際音楽コンクール・デュオ部門入選。2010年大韓民国文化庁主催吹奏楽フェスティバル参加。これまでに菅原潤、真鍋恵子の各氏に師事。
現在ソロ、室内楽などでの演奏の他、在京プロオーケストラでのエキストラ出演、中学や高校での吹奏楽部、オーケストラ部で後進の指導にもあたる。横浜市民広間音楽会会員。シュピール室内合奏団フルート奏者。

倉 愛花理 (くら あかり/クラリネット)
鹿児島県出身。
東京音楽大学を卒業。尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアールディプロマ科修了。第29回鹿児島県高等学校音楽コンクール木管楽器部門金賞。これまでにクラリネットを藤井一男、三界秀実、チャールズ・ナイディック、大島文子の各氏に師事。現在、「シュピール室内合奏団」や、クラリネットアンサンブル「Lampi」の他、室内楽、吹奏楽、オーケストラスタジオ録音等、演奏家として幅広く活動をする傍ら、個人やグループの指導も行なっている。
 
國末 貞仁 (くにすえ さだひと/サクソフォーン)
香川県高松市出身。
東京藝術大学を経て、同大学院修士課程修了。
2005年、第22回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門第3位入賞。
2006年、第3回ブルーポラリス賞優秀個人賞受賞。
2010年、平成21年度香川県文化芸術新人賞受賞。
2017年に結成10周年を迎えるサクソフォン四重奏団Quatuor Bをはじめ様々なグループの
メンバーとしての活動のほか、サキソフォックスのラトゥールくんのお友達プレイヤーとしても全国各地で活躍中。現在、京都市立芸術大学非常勤講師、洗足学園音楽大学非常勤講師 を務めている。また、2013年より高松市観光大使に就任し、故郷のPRにも力を注いでいる。

椿 義治(つばき よしはる/サクソフォーン)
神奈川県横浜市出身。
横浜市立戸塚高等学校、エリザベト音楽大学を経て、同大学院修士課程修了。卒業演奏会、日本サクソフォン協会「新人演奏会」 他多数出演。サクソフォンを宮田麻美、宗貞啓二の各氏に師事。現在、フリー奏者としてソロ、室内楽を中心に演奏活動を行う傍ら、後進の指導にあたる。シュピール室内合奏団、サックス&ギターデュオ「Travessia」各メンバー。横浜市立戸塚高等学校音楽コース非常勤講師。

山口祐貴子 (やまぐち ゆきこ/ホルン)
佐賀県出身。
佐賀北高等学校芸術コース音楽科を経て、国立音楽大学演奏学科を卒業。在学中、学内
オーディション合格者によるソロ・室内楽定期演奏会に金管五重奏、木管六重奏で出演。
これまでにホルンを山口隆文、大野良雄、西條貴人、日高剛の各氏に師事。アレッシオ・アレグリーニ氏のマスタークラスを受講。現在、フリーランスのホルン奏者として室内楽、吹奏楽、オーケス トラ等での演奏活動や、小中高生への指導も行っている。シュピー ル室内合奏団、Tokyo Brass Collective、ハーツウインズ、ブラスアンサンブルVALLISEのメンバー。

安東 京平 (あんどう きょうへい/ユーフォニアム)
北海道芦別市出身。
国立音楽大学を矢田部賞を受賞し卒業。アラバマ大学大学院修士課程修了。第24回日本
管打楽器コンクール、第25回ファルコーニコンペティション第1位。Boreas Quartet、ファンカル、Trio DOSanko、シュピール室内合奏団各メンバー。国立音楽大学非常勤講師、桜美林大学非常勤講師、札幌大谷大学非常勤講師、東北学院大学シンフォニックウィンドアンサンブル常任指揮者。

本橋 隼人 (もとはし はやと/テューバ) 
東京都出身。シュピール室内合奏団主宰。
学園音楽大学を優秀賞受賞し卒業。卒業演奏会出演。東京ミュージック&メディアアーツ尚美(現尚美 ミュージックカレッジ専門学校)コンセルヴァトアールディプロマ科修了。同校ソリスト選抜フレッシュコンサート出演。第13回浜松国際管楽器アカデミーに参加。講師推薦プレミアムコンサートに出演。
現在、大手テーマパークバンドに所属し、レギュラーショー、イベントに出演中。
テューバを稲川榮一、池田幸広の両氏に師事。TUBA DUO TITANS、金管合奏団八珍各メンバー。

新居 由佳梨 (あらい ゆかり/ピアノ) 
大阪府出身
東京藝術大学、同大学大学院、スイス国立ジュネーヴ音楽院修了。第7回イタリア・モノポリ国際ピアノコンクール第3位ほか受賞多数。シャネル(株)Pygmalion Daysシリ-ズ、ラフォルジュルネ・オ・ジャポンをはじめ全国各地で演奏活動中。CDは「メランコリー」「透明な風~ ラヴェル名曲集」。
伝説のバイオリニスト、イダ・ヘンデルとの録音や国内外の著名器楽奏者との共演も多い。TVドラマやゲーム音楽のレコーディングやコンサートにも出演。スタインウェイ・アーティスト。

高橋 宏樹(たかはし ひろき/作編曲家・芸術監督)
東京都出身
専門学校にて映像音楽やポップス理論などを学ぶ。主に吹奏楽曲や管楽アンサンブルの作編曲をしている。ポップスの編成やオーケストラの編曲なども手がけている。ピアノやキーボードのサポート鍵盤ハーモニカなどプレイヤーとしても活動している。
シュピール室内合奏団メンバー。ズーラシアンブラス契約作編曲家。21世紀の吹奏楽「響宴」会員。
主な作品に行進曲「勇気のトビラ」「オーディナリー・マーチ」「文明開化の鐘」などがある。

篠塚 恵子(しのづか けいこ/クラリネット)※倉 愛花理さんの代役で出演いただきます。
神奈川県海老名市出身。東京音楽大学を卒業。同大学在学中に特待生奨学金を得る。同大学オーケストラ欧州ツアー2009に参加。クラリネットを内山洋、黒尾文恵の各氏に師事。第1回日本芸術センター室内楽コンクール最高位銀賞、第9回日本アンサンブルコンクール優秀賞および全音楽譜出版社賞受賞(木管五重奏団「Borders」)。第9回ルーマニア国際音楽コンクール室内楽部門第1位受賞(「朝やけゼクテット」(木管五重奏とピアノ))。2013年、光州国際音楽祭(韓国)にオーケストラメンバーとして参加。2019年ソロリサイタルを開催。
現在、フリーランスのクラリネット奏者としてオーケストラを中心にソロや室内楽などで活動する他、各地で後進の指導にもあたっている。また、映画やCM、ゲーム等のサウンドトラックにも多数参加。クラリネットアンサンブル「Lampi」より1stアルバム「Bestie」を発売。


三木労音第184回例会
シュピール室内合奏団
2021年8月7日(土)16:00開演
三木市文化会館小ホール
三木労音会員へ入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(シュピール室内合奏団例会から参加希望の方は8・9月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。

2021年6月22日火曜日

マリンバにトークに・・・たくさんの元気をいただけた、4度目の松本真理子さんのステージ!

先日6月13日(日)、三木労音例会「松本真理子 マリンバの世界」を開催しました。
4月の前回例会以降、新型コロナの感染者数が兵庫県でも増加し、緊急事態宣言によってまたもや文化会館が閉館になるなど開催が危ぶまれていましたが、6月に入って文化会館が再開したことで無事予定通り開催することができました。
今回も最前列に横断幕を貼って歓迎しました!

開演前、ロビーでは「無事開催できてよかったね」の言葉が飛び交います。

和田副会長のあいさつで、待ちに待った松本真理子さんのコンサートの幕開け!

実に21年ぶりのご出演。いろんなことを覚えて下さっていて嬉しかったですね。

今回、真理子さんは三木労音4度目のご出演でしたが、長い期間を経たこともあり、プログラムに初めて聴く作品が多くあり、以前の真理子さんのステージに感動された方も、今回新たな感動があったのではないでしょうか。
それにしても、右へ左へとまるでステップを踏むように軽やかに演奏する真理子さんのスタイルは変わらず、本当に素敵でしたね。
跳ねるように軽快なマリンバからしっとりと歌うマリンバまで、しっかりと客席に真理子さんの思いが伝わりました。

新子澄代さんのピアノがマリンバの音色をしっかりとアシスト。
真理子さんのお弟子さん達で結成されたグループ「アンサンブル”テトラ”」より、今回は川野容子さん、深津友佳子さん、幡井信子さんの3名にお越しいただき、マリンバ助奏をはじめ、ドラム、その他様々な打楽器でサポートしていただきました。

また、今回はマリンバだけでなく、客席参加の曲、ボディーパーカッション、そして歌まで飛び出すサプライズが!
またトークもエネルギッシュで、常に会場を巻き込んでのおしゃべりで、私たちもたくさん笑わせていただきました。
今回のサブタイトルは「今こそマリンバ!元気と感動と」でしたが、まさにその通りたくさんの元気と感動をいただきました。

終演後に出演者の皆さんとステージで記念撮影。
奈良からご自身で運転もなさって三木まで来られた真理子さん。
これからもますますお元気で、多くの人にそのパワーを与えていってほしいと願います。

ぜひまた三木へお越しいただきたいです!