次回例会は、ハーモニカ奏者の続木力さんとピアニストの谷川賢作さんのユニット「パリャーソ」にご登場いただきます。
今回のブログでは、パリャーソのお二人へのインタビューをご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)
今回のブログでは、パリャーソのお二人へのインタビューをご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)
左:続木力さん 右:谷川賢作さん
―今回パリャーソとして三木労音例会に初めてご出演いただきますが、ピアノの谷川賢作さんは、以前お父様の谷川俊太郎さん(2024年11月逝去)と共に三木で演奏をされたことがあるそうですね。(2007年みきおはなし会*絵本の森主催「詩の朗読と音楽のコンサート」)
谷川賢作さん(以下、谷川さん) はい。その時父は75歳ですごく元気で、羽田から朝の便で伊丹に飛び、そこから車で三木へ。公演終演後は神戸空港から夜の便で当日戻ったことを覚えています。父もまだまだすごく忙しく、日帰りの行程になったのだと思います。今回のパリャーソ公演で、三木のことを深められるといいです。
―谷川さんは作曲活動やソロまた様々なユニットでの演奏活動と幅広く活動されていますが、谷川さんにとっての「パリャーソ」の魅力、また続木さんとの出会い、「道化師」という名前をつけられた動機を教えてください。
谷川さん 敬愛する音楽家、エグベルト・ジスモンティさんに「パリャーソ」という曲があります。そこからユニット名をとりました。
続木さんとは昔自由が丘にあった「アンクルトム」というライブハウスのオーナーを通じて知り合いになり意気投合しました。
パリャーソの魅力は、自由奔放に楽しく歌いまくるハーモニカの魅力です。あと私のジャンルを横断したオリジナル曲もお楽しみ頂ければ幸いです。
―パリャーソの演奏する楽曲は、ジャズスタンダードはもとより映画音楽、童謡、フォーク、歌謡曲、オリジナルと多岐にわたっていますが、選曲や演奏する際に心掛けておられることがありますか?
谷川さん 初めての会場でも、もう何度も演奏している会場でも、常に「一期一会」の気持ちで、いい演奏をしようと思います。
ジャンルを超えた選曲に関しては特にその個々のジャンルのことを意識したことはありません。どの曲も丁寧に演奏したいです。
―谷川さん、続木さん、それぞれが音楽と出会った時の思い出、音楽を生業にしようと思われたきっかけ、今、どのような思いで音楽に取り組まれているかを教えてください。
谷川さん 小学1年の時に母のすすめでクラシックピアノを習いはじめました。その後「クラシック曲の練習」が嫌で一度やめてしまうのですが、高校の頃にまた自ら音楽に戻ってきました。以来すでに半世紀近く音楽と共に生きています。
取り組むというか、音楽は生活の一部なのですが、とにかく新鮮な気持ちで毎日向き合いたいです。若い頃に比べて日常に瑣末な用事が増えてたいへんなのですが、それでもできるだけ音楽に没入したいです。
続木力さん(以下、続木さん) 高校時代に日本のブルースハーモニカの草分け、妹尾隆一郎さんの演奏をライブで聴いたのが、ハーモニカを始めるきっかけになりました。
その後色々あって、パリを中心にヨーロッパの路上で演奏するようになり、徐々に仕事をもらえるようになりました。89年にフランスのロックアーティスト、ジャック・イジュランさんのサポートをするようになった頃には、生き方の方向が決まっておりました。
ハーモニカを始めて間もない頃から、音使いや表現の仕方を自分なりに工夫することをやって来ましたが、これからもハーモニカが吹けなくなるまで探究してゆくことになりそうです。
―4月26日の三木労音例会へのメッセージをお願いします。
谷川さん おそらく「パリャーソ」のことを知らない方が大勢いらっしゃると思うのですが、百聞は一見にしかずで、初パリャーソの多くの方のご来場をお待ちしています。ハーモニカという楽器の多彩な表現に驚かされると思います。私のなんだかよくわからないけど、多分面白いであろうMCにもご期待ください。
続木さん 演奏の機会を頂き、ありがとうございます。初めての場所で、初めての方々に聴いて頂けるのはとっても嬉しく、楽しみにしております。
パリャーソ [ 続木力+谷川賢作 ] プロフィール
もじゃもじゃ頭が揺れ、細い目が線になり、うなり声が上がると、力強いリズムとタッチが空間を揺さぶる。これに呼応し、続木のハーモニカが震える。さらに谷川がアグレッシブに反応し、温かく粋なかけ合いが続く。ときには郷愁を漂わせたり、雄大なスケールを感じさせたり・・・、ふたりの持ち味が小気味よく交差する。(絹川賢治)
パリャーソとは、ポルトガル語でピエロ、道化師の意味。ジャズにしっかりと軸足をおきつつも、ポップスから童謡・ラテンまでジャンルにとらわれず、古今東西の名曲を演奏する二人組。2001年12月の結成以来、全国各地でのライブ、コンサートはすでに400本近い。ヨーロッパ各地で研鑽を積んだ続木と作・編曲家としても多彩な活動を繰り広げる谷川との粋なかけあいは多くのファンを魅了している。
続木力 Tsuzuki Chikara(ハーモニカ)
1958年京都生まれ。 自由学園高等科在学中に、日本のブルースハーモニカの草分け、妹尾隆一郎の演奏に接し、ハーモニカを独学する。
77年、家業の製パン技術を学ぶべく渡仏するが、80年頃からパリを中心にヨーロッパを旅して路上演奏するようになり、ジャンルを問わず数多くの多国籍ストリートバンドに参加する。
89年より、フランスのシンガー・ソングライター、ジャック・イジュランのレコーディング、コンサートツアーなどでサポート。
92年に帰国し、ジャンルを越えてセッション活動をしている。
97年にリーダーアルバム「ディライト」を、ホリプロ・ポニーキャニオンよりリリースした他に、小林桂、鈴木重子、西村由紀江、六角幸生、その他数多くのレコーディングに参加。
現在は、谷川賢作(p)とのデュオユニット「パリャーソ」、宮野弘紀(g)吉川よしひろ(cello)とのトリオ「S.K.B」、実兄の続木徹(p)との「続木ブラザーズ」、小泉清人(g)とのデュオなど、幅広く演奏活動を行っている。
谷川賢作 Tanikawa Kensaku (作・編曲家/ピアニスト)
1960年東京生まれ。ジャズピアノを佐藤允彦に師事。演奏家として、現代詩をうたうバンド「DiVa」ハーモニカ奏者続木力とのユニット「パリャーソ」、また父である詩人の谷川俊太郎と朗読と音楽のコンサートを全国各地で開催。80年代半ばより作・編曲の仕事をはじめ、映画「四十七人の刺客」「竜馬 の妻とその夫と愛人」NHK「その時歴史が動いた」テーマ曲等。88、95、97年に日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。06年びわ湖ホール制作 「雷の落ちない村」の音楽監督(コンサートライブCD「雷の落ちない村」13年7月にリリース)ピアニスト舘野泉に組曲「スケッチ・オブ・ジャズ」を献呈。画家、山本容子の絵とエッセイで綴る「Jazzing」の音楽 プロデュース。兵庫県立芸術文化センター制作の音楽劇「赤毛のアン」富山県文化振興財団委嘱作品「少年少女のための交響詩 ~めざめる羽 はばたく四季~」 (作詩/覚和歌子)2009年3月初演。金沢ジュニアオペラスクール第二期音楽監督。兵庫県立ピッコロ劇団「赤ずきんちゃんの森の狼たちのクリスマス」「歌うシンデレラ」映画「カミハテ商店」(2013おおさかシネマフェスティバル音楽賞受賞作品、監督・山本起也) 2020年度船橋市文化芸術ホール芸術アドバイザー。最新刊の楽譜集「スケッチ・オブ・ジャズ2」(音楽之友社刊)最新CDは「よしなしうた」(TRBR-0021) 音楽を担当した最新映画「のさりの島」(監督・山本起也)「僕は猟師になった」(監督・川原愛子)「おかあさんの被爆ピアノ」(監督・五藤利弘)今年、全国公開予定。
谷川賢作オフィシャルサイト http://tanikawakensaku.com/
三木労音4・5月例会(第206回)
パリャーソ結成25周年記念コンサート
"春風とともにパリャーソが三木にやってくる"
2025年4月26日(土)14:00開演
三木市文化会館小ホール
三木労音会員へ入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(パリャーソ例会から参加希望の方は4・5月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからの入会申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。