2019年9月30日月曜日

【次回例会紹介】アンデス地方の伝統的な音楽を現代に「目覚めさせる」力を持った4人組!―リチャリー(ペルー音楽演奏グループ)

次回例会は、南米ペルーより来日されるペルー音楽演奏グループ「リチャリー」にご登場いただきます!
今回のブログでは、メンバーへのインタビューをご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)

リチャリー(左から順番に)
ディマス・ヘンリー・エチェガライ・マルケス
ダニエル・ウアマン・メヒア
リチャード・ジョンソン・オリヴェラ・グティエレス
ホセ・ルイス・ウアウアティコ・グティエレス



―日本ではペルー音楽と言えば伝承音楽フォルクローレが一番に思い浮かびますが、ペルー国内の音楽シーンの中でフォルクローレはどのような位置付けでしょうか。

リチャリー ペルーは海岸地方(コスタ)、アンデス地方(シエラ)、アマゾン地域(セルバ)の3つの地域に分けられますが、地域ごとに気候や住んでいる人々などの違いから、それぞれの地域で音楽にも特徴があらわれています。またペルーの全地域のリズムを合せると、200種類以上はあると言われています。
フォルクローレは、その中でもアンデス地方の伝承音楽にスペイン系の音楽を融合させたものと言われています。日本の民謡と同じように、現代の若者にはそれほどポビュラーな音楽ではないようです。

―リチャリーは毎年来日されて音楽活動を展開されていますが、日本に来られるようになったきっかけを教えて下さい。

リチャリー リーダーのリチャードが以前より日本で音楽活動を行っており、その際に現プロジェクト(LAMCEP)代表と出会ったことがきっかけとなって、自分のグループ「リチャリー」を連れてくるようになりました。

―のどじまんTHEワールドで優勝された時は美空ひばりさんの「愛燦燦」、河島英五さんの「酒と泪と男と女」を歌われましたが、どういったところに共感されましたか。またどのような気持ちで日本の歌を歌われますか?

リチャリー 両方とも、詩の内容に共感しました。人生の愛を感じます。日本語の歌を唄うときは、聴衆の皆様と歌詞でもって繋がれる感覚が強くなります。

―日本滞在中、好きな食べ物は?

リチャリー 味噌汁、ちゃんぽん、カレー、ラーメンなどです。

―ペルーの文化でここが素晴らしいと思う点を教えて下さい。

リチャリー インカの時代から受け継がれた文化に西洋の文化が融合され、新たなペルー文化が生まれたところです。

―コンサートを聴きに来られる皆さんへメッセージをお願いします。

リチャリー 「リチャリー」とは「めざめさせる」という意味です。私たちの音楽を聴くことで、なんらかの目覚め(気づき)があればいいと思っています。


Rijchary(リチャリー)
Rijchary(リチャリー)は、2010年に結成され、主にペルーの観光都市クスコやウルバンバで活動を続けてきました。
ペルー全域の音楽を演奏することができる ペルー国内でも稀有な存在で、伝統的な音楽に彼ら自身のオリジナリティを融合させ、独特の世界を創り出しています。
グループ名の「Rijchary」は、ペルーの公用語の一つであるケチュア語で「目ざめさせる」という意味です。

リチャード・ジョンソン・オリヴェラ・グティエレス Richard Jhonson Olivera Gutierrez
2月2日 フニン県ワンカイヨ生まれ。リチャリーのリーダー。メインボーカル。弦楽器(ロンロコ、チャランゴ)管楽器(ケーナ、サンポーニャ)担当。
ヨハン セバスチャン バッハ学院で学んだ後、ペルー、ボリビア、アルゼンチン、日本でキャリアを積み、2010年リチャリーを結成。
日本には、2005年に初来日。2014年1月まで、毎年 数ヶ月間日本国内で活動している。

ホセ・ルイス・ウアウアティコ・グティエレス Jose Luis Huahuatico Gutierrez
11月25日 リマ生まれ。弦楽器(ギター、ロンロコ、チャランゴ)管楽器(サンポーニャ、ケーナ、ケナーチョ、ケニージャ、タルカ)担当。 ヨハン セバスチャン バッハ学院で学んだ後、ペルー、ボリビアでキャリアを積む。
2000年、マチュピチュにおいて弟リチャードと共に演奏活動をした後ソンコインカを結成。2010年ソンコインカを解散し、弟リチャードとリチャリーを結成した。

ディマス・ヘンリー・エチェガライ・マルケス Dimas Henrry Echegaray Marquez
3月7日 アプリマク県アバンカイ生まれ。弦楽器担当。ギター、チャランゴ、ベース、マンドリン等。
レアンドロ アルビニャ ミランダ大学を卒業し小学校等で教鞭を取った後、2010年リチャリーに参加。大学で学んだ知識をリチャリーにおいて活かしグループに貢献している。

ダニエル・ウアマン・メヒア Daniel Huaman Mejia
1月3日 クスコ生まれ。管楽器(サンポーニャ・ケーナ・ケナーチョ・トヨ・アンタラ・タルカ)、弦楽器(ロンロコ・チャランゴ)、打楽器(ボンボ)担当。
レアンドロ アルヒニャ学院で学んだ後、ペルー・ボリビア・パラグアイ・ブラジルでキャリアを積む。
2017年リチャリーに参加。あらゆる楽器をオールマイティーに演奏することができる演奏家であり、特に管楽器の演奏に対しては高い評価を得ている。

オフィシャルサイト http://www.rijchary.com

三木労音第173回例会
リチャリー フォルクローレコンサート
2019年10月21日(月)19:00開演
三木市文化会館小ホール
入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(リチャリー例会から参加希望の方は10・11月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。

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