今回のほわいえでは、独楽の主宰者である植木陽史さんへのインタビューをご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)
植木陽史さん
―植木さんにとっての音楽の原体験は何ですか?
植木陽史さん(以下、植木さん)僕の生まれ故郷である香川県観音寺市の秋祭りでは、ちょうさ(太鼓台)という蒲団太鼓が街を練り歩きます。子供の頃からそのお祭りに参加し、太鼓の音を聞き育ちました。
今の舞台芸能の太鼓ではもちろんありませんが、僕の演奏の根本にはお祭りを意識し、自分の人生がお祭りだとも思っております。
―独楽を結成するまでの道程を教えて下さい。
植木さん 鬼太鼓座(おんでこざ)というプロの和太鼓集団で3年間修行し退座。その後自身が思い描く舞台づくりをしたく、「和楽器演奏集団 独楽」を結成いたしました。
僕が目指す舞台は、演奏者とお客様との目線の高さが同じであり、より身近に感じていただけるような舞台を作りたいと常々思っております。
―「独楽」という名前に込められた思い、また今回お越しいただくメンバーを教えて下さい。
植木さん 独楽とは、おもちゃのコマをそのまま漢字で書き表しチーム名にいたしました。コマの様に回りつつ、お客様を巻き込みながら、ひとつの舞台をつくりたいという願い、そしてどこか懐かしい土の匂いがする様な舞台をつくりたいという願いが込められています。
今回お邪魔いたしますメンバーをご紹介いたします。
竹葉魁(ちくばかい)和太鼓
・・・メンバー内、一番の若手。全てにおいて若いですが、ただただ一生懸命ですので、どうぞあたたかい眼差しでみてやって下さい。
・・・メンバー内、一番の若手。全てにおいて若いですが、ただただ一生懸命ですので、どうぞあたたかい眼差しでみてやって下さい。
―これまで独楽でどのような場所で演奏をされてきましたか?
植木さん 路上での演奏から始まり、老人ホーム、町のお祭り、企業さんのパーティー、様々な場所での活動を経て、今では毎年の全国ツアー、海外公演をおこなっております。
―演奏活動以外で力を入れておられる活動を教えて下さい。
植木さん 東日本大震災が起き1年が経ってから毎年、気仙沼復興協会さんを頼り、復興支援活動ということで仮設住宅や老人ホーム、小学校、幼稚園などで演奏をさせていただいております。
その際には独楽の演奏活動で義援金を募り、その全額を気仙沼復興協会さんへとお渡ししております。
―植木さんにとってのリフレッシュは何ですか?
植木さん 基本的にはお休みがないので、 こちらには「太鼓を打つ事」と書いておきます(笑)。人生を楽しむ事かな・・・。
―楽器に対して、舞台にむけての思いを教えて下さい。
植木さん 舞台=楽器、生かすも殺すも自分次第。誰も助けてはくれない一期一会の舞台です。毎回一所懸命に打ち込んでおります。
独楽 プロフィール
2001年、植木陽史(うえきようじ)を中心に和楽器をこよなく愛する者たちが心をひとつに関西を拠点として 「和楽器演奏集団 独楽(こま)」を結成。和太鼓だけではなく 津軽三味線・琴・尺八・篠笛・唄などを加え、今までにない独楽独自の世界観を造り上げて来た。
2002年に旗揚げ公演を成功させ その後全国ツアーを展開し、2005年からは サウジアラビア、アルジェリア、エチオピア、中国、フランス などへの海外進出も果たした。
2017年 結成15周年を迎えた。
しかし彼等は決して満足することはなく、今この瞬間も和楽器の魅力 そして日本人であることのすばらしさを伝え歩いている。
Facebookページ https://www.facebook.com/koma.info.since.2001/
植木陽史(和太鼓)
香川県観音寺市出身。3年間、和太鼓集団「鬼太鼓座」で修行。在籍中、のべ1年間6千キロに及ぶ中国大陸マラソンツアーを達成。
2001年3月、自身が目指す舞台を創るために退座。同年4月、日本民謡京極流の門を叩き、津軽三味線・日本民謡の勉強を始める。
翌2002年1月に和楽器演奏集団「独楽」を結成。和楽器だけでなく様々なジャンルのアーティストとの共演も数多くおこなっている。
川口真満(筝)
6歳より生田流箏曲を学び、NHK邦楽オーディションに3回連続合格。
「鬼太鼓座」に8年間箏奏者としてゲスト出演し、200箇所以上の海外公演を経験する。2001年には名古屋フィルとの演奏でソリストを務める。
現在は地元名古屋を拠点に、モダンバレエや洋楽器との共演、JAZZににも挑戦している。
京極由加(津軽三味線・唄)
父・京極利則(日本民謡京極流家元)の影響を受け、津軽三味線を学ぶ。
1994年全国津軽三味線大会・団体の部で優勝。同年師範代取得。全国津軽三味線東京大会にて、2004年より3年連続入賞。
現在は独楽の活動以外に、姉弟子である京極あつ子と共に女性津軽三味線ユニット「来世楽(らせら)」としても活動中。
2001年、植木陽史(うえきようじ)を中心に和楽器をこよなく愛する者たちが心をひとつに関西を拠点として 「和楽器演奏集団 独楽(こま)」を結成。和太鼓だけではなく 津軽三味線・琴・尺八・篠笛・唄などを加え、今までにない独楽独自の世界観を造り上げて来た。
2002年に旗揚げ公演を成功させ その後全国ツアーを展開し、2005年からは サウジアラビア、アルジェリア、エチオピア、中国、フランス などへの海外進出も果たした。
2017年 結成15周年を迎えた。
しかし彼等は決して満足することはなく、今この瞬間も和楽器の魅力 そして日本人であることのすばらしさを伝え歩いている。
Facebookページ https://www.facebook.com/koma.info.since.2001/
植木陽史(和太鼓)
香川県観音寺市出身。3年間、和太鼓集団「鬼太鼓座」で修行。在籍中、のべ1年間6千キロに及ぶ中国大陸マラソンツアーを達成。
2001年3月、自身が目指す舞台を創るために退座。同年4月、日本民謡京極流の門を叩き、津軽三味線・日本民謡の勉強を始める。
翌2002年1月に和楽器演奏集団「独楽」を結成。和楽器だけでなく様々なジャンルのアーティストとの共演も数多くおこなっている。
川口真満(筝)
6歳より生田流箏曲を学び、NHK邦楽オーディションに3回連続合格。
「鬼太鼓座」に8年間箏奏者としてゲスト出演し、200箇所以上の海外公演を経験する。2001年には名古屋フィルとの演奏でソリストを務める。
現在は地元名古屋を拠点に、モダンバレエや洋楽器との共演、JAZZににも挑戦している。
父・京極利則(日本民謡京極流家元)の影響を受け、津軽三味線を学ぶ。
1994年全国津軽三味線大会・団体の部で優勝。同年師範代取得。全国津軽三味線東京大会にて、2004年より3年連続入賞。
現在は独楽の活動以外に、姉弟子である京極あつ子と共に女性津軽三味線ユニット「来世楽(らせら)」としても活動中。
大升陽一郎(篠笛・獅子舞)
岡山県出身。京都在住。幼少の頃から地元の獅子舞や備中神楽を見て育つ。
2009年より伊勢太神楽で約2年間の巡業生活の後、独楽へ入団。篠笛や和太鼓の魅力を広めると共に「人」ではなく「獅子」が舞う獅子舞を目指し稽古に励む。
中井雄太郎(和太鼓)
幼い頃、和太鼓集団「鬼太鼓座」の演奏に魅了され、6歳よりアマチュア太鼓グループに参加。16年間関西を中心に演奏活動を行う。
あるきっかけで和楽器演奏集団「独楽」を知り、より自分のスキルアップを求め2017年10月より独楽に入団。自身が受けた感動を伝えたく、プロの奏者としての道を歩き始めた。
三木労音第169回例会
和楽器演奏集団 独楽(こま)
2019年3月28日(木)18:30開演(18:00開場)
三木市文化会館小ホール
入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(独楽例会から参加希望の方は2・3月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。
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