2026年10月2日金曜日

ギターの一つ一つの音に人間味がにじみ出た、荘村さんのステージ

10月に入り、空気が一気に秋めいてきましたね。
つい最近までまだまだ暑いと思っていたのが、朝晩などは急に冷えてきました。
最近は本当に月日が経つのを速く感じます。

さて、先週9月27日(日)、日本のクラシックギター界を長きに渡り牽引してこられたギタリスト・荘村清志さんをお迎えして、例会を開催しました。


これまでギター界で相当なキャリアを重ねてこられ、次はデビュー60年に近づきつつある超ベテラン演奏家なのに、とても軽やかで親しみやすいお人柄の荘村さん。
健康のためになるべく歩くようにされているとのことで、この日の朝も市内のホテルからギターを背負って歩いてお越しになられました。(文化会館前の最後が長い登り坂なので、途中までお迎えに行きました。)

開場前のスタッフによる歓迎会では、三木にお越しいただいた記念にお酒と金物手ぬぐい等をプレゼント。
プレゼンターは、某ギター教室にて荘村さんのNHK講座のテキストで練習されたこともある会員のFさんでした。感激の気持ちを伝えられました。

運営スタッフと記念撮影。


今回のリサイタルは、前半は荘村さんとも親交があった日本を代表する作曲家・武満徹さんの没後30年に寄せるプログラム。
三木労音では武満徹さんはもとより現代音楽作品のプログラムは今回が初めてでした。
不規則に空間に放たれる一音一音が、まるで空気中に絵を描いていくよう雰囲気の楽曲でした。初めて武満作品を聴かれた方は、戸惑いつつも興味深く受け止められたようです。


荘村さんは大変謙虚で気さくなお人柄で、トークを交えてのコンサートはそんな荘村さんの人間味も伝わってきました。
特に武満さんとのエピソードは荘村さんご自身も思い入れが強いように感じました。
荘村さんと武満さんの親交の場面を想いながら演奏を聴くと、感じ方もまたひとしおでした。
ギターの音色にも荘村さんのお人柄がにじみ出ていましたね。


後半は荘村さんが若かりし頃留学されたスペインにまつわる楽曲、そして最後はブラジルのギタリスト、バーデン・パウエルをオマージュした「バーデン・ジャズ組曲」で幕締め。
コンサートはマイク無しの生音で、とても透き通った繊細な響きでした。

今回初めて荘村清志さんにお越しいただき、演奏やお話に触れる機会を得ました。
その演奏とお人柄に、今もなお日本ギター界の中心でギター文化の振興に貢献し続け、次に続くギタリスト等多くの方から尊敬されておられる理由が分かったように思いました。
今回お越しいただけて本当に感謝です!

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