2026年4月21日火曜日

爽やかなコカリナの木の音色と、包み込まれるような歌声のひとときでした

4月も半ばを過ぎました。まだ春だというのに今日の日中は夏のような暑さでしたね。
今年の夏はどうなることやら・・・😓

さて、まだ桜も咲きかけの頃だった先月3月29日(日)に、三木労音例会「黒坂黒太郎 コカリナとうたのコンサート」を開催しました。
黒坂さんは元々フォークシンガーとして全国を回っておられ、30年くらい前にコカリナを考案されてからはコカリナ奏者として様々な演奏活動を展開してこられています。
三木労音でもかなり以前から関心を持っていたのですが、ようやく今回初めてご出演いただく機会を作ることができました。

写真に大勢写っている白黒の服装の方々は、今回共演していただいた関西コカリナアンサンブルの皆さんと、今回共演させていただくために結成した地元メンバーの三木コカリナアンサンブルのみなさんです。

せっかく黒坂さんにご出演いただくのに、地名に「木」が付く三木の市民としては、木でできたコカリナを吹かない訳にはいかない(?)と、「地元メンバーによるコカリナアンサンブルで黒坂さんとステージ共演」というアイデアを黒坂さんに提案、承諾をいただき、昨年末から準備を始めました。
コカリナはリコーダーのように吹けばとりあえず音は出る楽器ですが、独特の運指と音程を綺麗に取るには難しい部分が多くあります。
まずは簡単なメロディーのものをと「故郷」と「村の鍛冶屋」(三木市の第二市歌的)を選び、昔コカリナを買っていたのに寝かせてしまっている人、また新たに楽器購入希望者と参加を募ったところ、まずは15名ほどが集まりました。

最初に関西コカリナアンサンブルから3名の方々に指導にお越しいただき、手ほどきを受けました。
指導に熱心についていく皆さん

その後、三木労音事務所にて皆さんそれぞれの都合に合わせて練習に参加できるよう、全20回の自主練習会を行い、少ない時で3~4名、多い時で10名ほどが、それぞれの練習会に集まり練習しました。
また、途中でサークルフェスティバルやうたごえ喫茶で中間発表も行い、少しずつ自信をつけながら当日に向けて準備を進めていきました。

そしていよいよやってきた例会日。
前日には三木市にやってこられた黒坂黒太郎さんご一行を、インタビューでお話する中で話題になった「コカリナ制作に欠かせない素晴らしい大工道具」を見ていただくために、三木市立金物資料館へご案内。
時代ごとに変わっていった大工道具の歴史をご覧いただくことができました。

当日は本番前にコカリナアンサンブルとのリハーサルをステージで行いましたが、そこで初めて関西コカリナアンサンブルの皆さん(26名)の演奏を聴き、またステージで一緒に合わせてもらい、三木のメンバー一同大感激。
リハーサルの後には、黒坂さん矢口さん新倉さん、そして関西コカリナアンサンブルの皆さんのささやかな歓迎会を行いました。
会長からの歓迎の挨拶

そしてついにコンサートが開演。
1部は黒坂さん矢口さん新倉さんのステージから始まりました。
コカリナは初めての三木労音会員の皆さんに、まずはコカリナの説明からしてくださった黒坂黒太郎さん。

そしてソプラノからコントラバスまで様々なコカリナを使いながら、その音色の素晴らしさを存分に披露してくださりました。
ソプラノコカリナは本当によく通る鳥のさえずりのような愛らしく艶やかな響き、そしてコントラバスコカリナは森の奥深くから聞こえてくるような深い響き。
素朴ながら心に響くその音色に魅了されました。

矢口周美さんの歌声は、コカリナの音色に寄り添い、まるで歌詞のないコカリナの思いを代弁しているかのようでした。
コカリナの音色と相まって、矢口さんの歌声にも魅了されました。

ピアニストの新倉一梓さんは近年の黒坂さんのコンサートには欠かせない存在で、伴奏、そしてアレンジにと、その音楽を支えておられます。

そして2部の最初に、コカリナアンサンブルの皆さんが勢揃い。
黒坂さんの指揮、新倉さんの伴奏で『村の鍛冶屋』『故郷』の2曲を合奏しました。
3列のうち最前列が三木のメンバー(14名)でしたが、練習の甲斐もあり皆さん堂々と演奏されました。

その後関西コカリナアンサンブルだけで2曲演奏していただきました。
2019年に結成され、5月に3回目の定期演奏会を控えられているだけあって、コカリナ合奏の魅力が存分に感じられる素晴らしい演奏でした。

その後は再び黒坂さん矢口さん新倉さんのステージに。

黒坂さん達は演奏活動をされる中で様々な人やコカリナの「木」との出会いがあり、その思いを受け継いて演奏されることもしばしば。
そんなひとつが、広島の被爆樹から作られたコカリナです。
コンサートの最後でその被爆樹コカリナを演奏されましたが、広島の高校生から託された被爆樹が、何ともいえない音色を奏でる楽器に生まれ変わり、黒坂さんの作曲されたメロディーとも相まって、被爆した人々の無念を訴えるような印象深い音色でした。
コカリナは楽器の成り立ちからその音色を聞くだけで、木や森、そして大自然からのメッセージが聞こえてくるような楽器です。
無用な自然破壊、そしてその最たるものが戦争。コカリナの穏やかな音色を聴いていると、それらへの静かなプロテストのようにも思えてきました。
温かな音色、歌声、そしてメッセージが伝わってくる、とっても素敵なコンサートでした。

コンサート終演後は、黒坂さん達を囲んで、関西コカリナアンサンブルメンバーと三木のメンバーとで文化会館B1レストラン夢郷にて打ち上げを行いました。
黒坂さん矢口さん、また関西コカリナアンサンブルメンバーからも三木のメンバーの演奏を褒めていただき、また今回コカリナ演奏、アンサンブルの魅力を教えていただいたことで、三木の皆さんもヤル気がムクムクと沸いてきました。このまま終わるということはないでしょう。

今回の例会を通じて、このような素晴らしい機会を持てたことに、コカリナ創始者でご出演いただいた黒坂さんをはじめ、それをつないできてくださった方々、協力くださった皆さんに心より感謝します!

当日のコカリナアンサンブル共演の模様は、黒坂さんのYouYubeチャンネル「がんばろう人類!コカリナ放送局」でも紹介していただきました。

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