今回のほわいえでは、木村大さんへのインタビューをご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)
―木村大さんは1999年に17歳でデビューされ、2019年はデビュー20周を迎えられます。この20年間でギタリストとして変化したこと、また変わらないことを教えて下さい。
木村大さん デビューが17歳だった僕は、デビュー当時はそれまで幼少時代から受け続けてきたコンクールの延長線上のような感覚で演奏会をやらせていただいていたので、いつも審査員に聴いてもらうような感覚で音楽をしていたように思います。この20年間はその感覚はより、だんだんと自由になってきた気がしますし、僕自身も楽しませてもらっています。
クラシック、ジャズ、ロック、ポップスなど様々なシーンで演奏されているギター。様々なジャンルのミュージシャンとセッションを通じて得て来たもの。ギターソロの魅力を再認識したり、どのジャンルの音楽もギターで語り合うことができるようになった喜び。この20年間はギタリストになるための飽くなき探求でした。そしてその気持ちをいつまでも持ち続けたいです。
―今の木村大さんにとって、ギターの魅力とはどんなところでしょうか。
木村大さん 一度は手にしてみたい。そう思っている方は多いのでは!ギターは僕たちの感情を揺さぶる音色や、抑えきれないパッションを表現するのにはもってこいですし、消えいく余韻というのも日本人の感性にマッチしていて、空間を感じられる響きや余韻が最大の魅力だと思います。忙しい毎日を少しやりくりして、ぜひ生の演奏をホールで聴いていただきたいですね。きっと日常とは違う空間になることと思います
―今回のプログラムの聴きどころを教えて下さい。
木村大さん 映画や、ドラマ、時代を色どった“シーン”にまつわる素敵な楽曲が目白押しで、はっきりいって厳選のギター曲ばかりです!映画「禁じられた遊び」や「ロミオとジュリエット」「ニュー・シネマ・パラダイス」など、名画には名曲が必ずあって、懐かしさや、色褪せない幾多の名曲をギターでお届けします。僕らしいパッション溢れる曲もあり「鬼平犯科帳のテーマ」なんかはすごく弾いている僕も燃えてきますので、その熱を皆さんと一緒に感じられると嬉しいと思います。指先から愛をこめて!!お届けします。
―ギタリスト木村大さんにとって忘れられない「シーン」があれば教えて下さい。
木村大さん それはもうスタンディングオベーションに包まれて僕もリスナーの皆さんも一緒に余韻に浸る瞬間。喝采ですね!!
―これからの活動への抱負をお願いします。
木村大さん 僕がやりたいと思うことに行動を移すこと。単純なんですけど、そんな気持ちを持ってどのステージでも全力を尽くすことです。
―最後に、2/3三木、2/5姫路の両労音の会員へメッセージをお願いします。
木村大さん 皆で懐かしみ、笑って、歌って、想いにふける。そんな時間を過ごすコンサートにしましょう。はじめてギターのコンサートをお聴きになられる方も「大丈夫!!」。皆さんのお越しを心からお待ちしています。
木村大 プロフィール
1982年、茨城県生まれ。5歳よりギターと音楽理論を学ぶ。1996年、世界最高水準と言われる第39回東京国際ギターコンクールで見事14歳で優勝。バルセロナ音楽祭に招待されヨーロッパデビュー。17歳でソニーよりCDデビュー。デビューアルバムが異例の大ヒットを記録し、この間『トップランナー』『情熱大陸』等テレビ・ラジオに多数出演。日本を代表するギタリストとしてスペイン王立セビリア交響楽団全国ツアー(14公演)にソリストとして参加。2002年より英国王立音楽院に留学。2004年、帰国第一弾として、ソリストとしては異例のNHK交響楽団と3夜連続共演。これまでソニーから6枚のアルバムと、キングレコードから3枚のアルバムを発表。
最新作の名曲群をリアレンジした「 ECHO」は、アマゾンのクラシックでベストセラー1位を獲得。様々なジャンルのアーティストとも共演し、国内外から注目を集める実力派ギタリスト。
木村大 オフィシャルサイト http://kimuradai.com
三木労音第168回例会
木村大ギターコンサート"SCENE"
2019年2月3日(日)14:00開演←昼間の開催です!
三木市文化会館 小ホール
参加費 会員/会費のみ 一般/4,500円
入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(木村大例会から参加希望の方は12・1月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。
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