2012年4月16日月曜日

5・6月例会プレイベント「悠久の大地が育んだ調べ― トゥバの音楽」

明後日は「吉田誠クラリネット・リサイタル」例会を控えていますが、今日はひとつ先の5・6月例会「フンフルトゥ」の話題です。

このような精悍な風貌の4人組ですが、彼らが今、ワールドミュージックの世界で非常に注目を浴びているトゥバ民族音楽グループ「Huun-Huur-Tu」 です。
フランク・ザッパ、クロノス・カルテット、チーフタンズ、カルメン・リッツォ、ライ・クーダーなどといった世界の有名アーティストがフンフルトゥと共演。 日本ではゴンチチ、鼓童などがステージを共にされています。

写真で見た感じではモンゴルのようなイメージも受けますが、モンゴルの北西部の「南シベリア」に位置し、モンゴル、ロシア、中国など大国の影響を受けながらも独自の文化をはぐくんできた、それが今回スポットを当てる「トゥバ共和国」です。現在はロシア連邦を構成する国のひとつです。


首都グズルには「アジア中心の碑」というのが建っています。「日本のへそ」みたいな感じでしょうか。

筆者は正直に言いまして、今回「フンフルトゥ」を知るまで、トゥバという国名さえ知りませんでした。
中央アジアの辺の国って、日本ではなかなか馴染みが薄いですよね。
「日本の約半分の広さの国土に約30万人の人口が暮らし、豊かな森林、湖、山岳、草原、沙漠と様々な自然があり・・・」と聞けば、どんな暮らしを想像するでしょうか。


そんな私のような(?)方にむけて、次のようなレクチャーコンサートを企画いたしました。

講師には、「フンフルトゥ」例会ではナビゲーターとしてステージにも登場していただく、等々力政彦さんにお越しいただきます。
等々力さんは、「タルバガン」というユニットでも公演活動を行なっておられる日本で有数のアジア音楽アーティスト。20年にわたって、トゥバで研究、調査活動を行っておられる方です。

当日は、トゥバ音楽を代表する 「フーメイ」と呼ばれる喉歌や、その他の楽器の演奏や、等々力さんがトゥバで撮影された写真なども鑑賞しながら、トゥバの自然、文化などの魅力を伝えていただきます。
世界には私たちが一生かかっても知りえない多くの文化が、宝の山のようにありますが、そんな中から一部を垣間見ることのできる、めったにない機会です。会員の方はもちろん一般の方も、どうぞたくさんの方のご参加をお待ちしています。

5・6月例会プレ企画「悠久の大地が育んだ調べ―トゥバの音楽」
5/22(火)19:00~ 三木市立市民活動センター2F中会議室
[参加費]会員1,500円 一般1,700円 (飲み物付)
※高校生以下はいずれも500円引き
主催・申込み/三木労音 0794-82-9775 info@mikiroon.com



最後にもう一度、明後日4/18(水)は3・4月例会「吉田誠クラリネット・リサイタル」開催日です。
皆さんどうぞご期待下さい。

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