2013年11月23日土曜日

チェロの豊かな音色を、世界中から集めた「ポッパー作品」にのせて・・・

先日の11/18(月)、今年最後の例会「林裕チェロリサイタル」が終了しました。

三木労音でチェロの独奏を聴くのは実に15年ぶりということで、チェロの魅力に触れることを心待ちにしていました。
今回演奏していただいた林裕さんは、現在兵庫県内にお住まいの日本屈指の名チェリスト。このような素晴らしい演奏家の方がお近くにいらっしゃることは、とても嬉しいことですね。



林さん、ピアニストの稲垣さんともに三木は初めてということで、開演前の歓迎会で「金物のまち三木」を象徴する「のこぎり」をプレゼント。金物関係にお勤めの会員の方からのご提供です。
なお、ピアニストの稲垣さんはちょうどこのくらいののこぎりを買わないといけないと思っておられたところだったそうで、グッドタイミングでした。
そして誕生日を目前に控えた林さんには、運営委員のWさんより手作りケーキのプレゼントも。


コンサートは、今年没後100年を迎えたチェコの名チェリスト、ダーヴィト・ポッパーの作品がずらっとならんだ「OPA!POPPER」と題した意欲的なプログラムでした。
林さんはこれまでも「チェリスト=コンポーザー・コレクション」として、過去のチェロの名手が作曲した作品を発掘・収集・演奏する取り組みをライフワークとされていますが、今回のポッパー作品は、過去には一世を風靡しつつも近年演奏される機会のほとんどなくなってしまった作品を、世界中から集めてできた集大成だそうです。



今回の“ほぼ”オールポッパー・プログラム、クラシックを聞きなれない三木労音の会員のみなさんにとっていわば「ほとんどが聞いたことのない作曲家の作品ばかり」だったので、どうだったかなとちょっと心配もありましたが、そんな心配は杞憂に終わり、終演後は多くの方から「良かった」「寝なかった(退屈しなかった)」などの声をかけていただき、アンケートも「聞いているうちにポッパーのファンになりました」「楽曲がかっこよかった」「素晴らしい作品を発掘していただき感謝」などの感想が多く寄せられました。
そして何より林さんの確かな技術に支えられた安定感のある表現力豊かな演奏に、会場から大喝采が。ピアノの稲垣聡さんとのアンサンブルも見事で(前日にお二人でポッパー作品の録音をされたとかで、作品が完全に手中に入っているという感じでした)、素晴らしいコンビネーションを堪能させていただきました。

歓迎会の後、担当サークルのスタッフ一同と・・・。

今年最後のしめくくりに素晴らしい演奏で幸せでした。林さん、稲垣さんありがとうございました!

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