2024年3月18日月曜日

【次回例会紹介】人生を、愛を、自由を、人間らしく生きる喜びを 生涯をかけて追求してきたシャンソンの世界 ― 島本弘子 (シャンソン歌手)

次回例会は、三木労音28年ぶり3度目のご出演となる、シャンソン歌手の島本弘子さんをお迎えします。
今回のブログでは、島本弘子さんへのインタビューをご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)
平位実千代(三木労音事務局)

島本弘子さん



―島本さんがシャンソンに出会われたきっかけ、そしてシャンソン歌手になろうと思われた理由をお聞かせ下さい。

島本弘子さん(以下、島本さん) 私が子どもの頃はまだ戦後まもない貧しい時代でした。ピアノが好きなものの親に習わせてほしいとも言いだせず・・・そうするうちに高校生の時に演劇コンクールで特別賞をいただき、それをきっかけに、何か表現に関わる仕事に携わりたいと思うようになりました。
大学に入学し、演劇部に入り浸りの毎日の中で、芝居をやりたいという気持ちが強くなり、1、2年自分の気持ちを見つめた後に大学を中退し、劇団に入りました。
劇団の活動をしていた25歳の時、シャンソン好きの友人が私にジュリエット・グレコ、ジルベール・ベコー、越路吹雪さんなどのレコードをたくさん貸してくれました。それまで全然知らなかったシャンソンをそこで初めて知ることになり、メロディーの素晴らしさもさることながら、詞の内容が本当に奥深く、素晴らしいと感動しました。早速私も歌いたいと思い習いに行きました。あの「さとうきび畑」を作った寺島尚彦さんのところにも何度かレッスンに行ったこともあります。
その頃、劇団で小劇場の公演もやっており、芝居の幕間にギターの弾き語りで歌うことがありました。周りから褒められたりする中で、歌なら芝居と違いたった一人でもできるな、こちらのほうが自分の性格に合っているなと思うようになり、30歳の時に、もう歌手になろうと思い、そこで歌手に転向しました。

―シャンソンの特徴はどのような点でしょうか。

島本さん 「シャンソンは3分間のドラマ」と言われるほどドラマ性が強く、1曲の中でもメロディーの部分とともに、語りの部分が必ずと言っていいほど入っているのが特徴です。
ですので、歌うこと以外に非常に芝居、朗読、語りの要素が必要となってきます。
そういうところもあり、芝居をやるのもシャンソンを歌うのも、私の中では何の矛盾もありませんでした。もちろん中身は違いますけれど、10年間やってきた芝居の経験も活かせますし、歌は元々好きでしたので。

―島本さんが舞台に立たれる際に大切にされていることをお聞かせ下さい。

島本さん ステージでは「伝える」ということをとても大切にしております。今自分の口に出して発した言葉、歌詞がちゃんとお客様に伝わっているかなと、それを反芻しながら、客席にいるお客様一人一人に語りかけるつもりで歌っています。
そのため作品は必ず日本語で歌います。シャンソンはフランス語の「歌」という意味で、原曲は当然フランス語ですが、日本で歌われる際には日本語訳詞で歌われます。これが大変なのですが、いくら曲が良くても訳詞の内容がピンとこないということもあります。そんな時は、私の演出を担当して頂いていたアン・あんどう氏(作詞家、構成・演出家。故人)や、矢田部道一氏(シャンソン歌手、作詞家。故人)によく頼んでおりまして、私のために作っていただいた訳詞も20曲ぐらいあります。それらを含めて既存の訳詞の中から、自分にいいなと思うものを今まで歌い続けてきました。
本番前のリハーサルは必ず本番と同じ通りに行います。今は足腰が悪いので椅子に座って歌いますけれど、声を出すことについては今も全く平気です。出せば出すほど声は出てきます。

―島本さんといえば反戦や平和をテーマにした歌が印象的ですが、その原点の思いをお聞かせ下さい。

島本さん 私は1940年生まれですので、多少なりとも戦争を体験しております。幼少の頃は京都でしたのでそんなに戦災には遭わなかったですが、やはり経験した人間ですので、そのことは何が何でも伝えなければならないという気持ちがあります。
今も戦争ほど非人道的なものは絶対ないと思っておりますので、現在のロシアのウクライナ侵攻にしても、イスラエルのガザ侵攻にしても、本当に憤りを感じています。一日も早く戦争が終わることを心から願っております。

―50年以上にわたり長く歌手活動を続けていらっしゃいますが、その中で得られた思い、また今のご境地をお聞かせ下さい。

島本さん 50年以上も続けてこられた仕事に巡り合えたことは、本当に幸せなことだと思っております。今後も声と身体が続く限り少しでも長く歌い続けたいと思っています。昔と今と舞台に立つ時の気持ちは全く変わっておりません。
これまで各地で労音のステージに立ってまいりましたが、労音のお客様はとても熱心で、私大好きなのですよ。できることなら毎回でも、どこへでも出ていきたい気持ちです。

―4月14日の三木労音例会にむけて、会員の皆さんへメッセージをお願いします。

島本さん 今回初めてシャンソンをお聞きになる方にも、シャンソンの素晴らしさを分かっていただけるように、私も一生懸命丁寧に歌いたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(2024年3月2日 電話にてインタビュー取材)




島本弘子 プロフィール
京都生まれ。京都教育大学を中退。新劇を志して上京。
舞台芸術学院を卒業後、劇団「新劇場」を経て、シャンソンを宇井あきら氏に師事。
1975年、東京厚生年金ホールで第一回リサイタルを開き、以後、各地でリサイタルを催す。現在、東京では春と秋の2回(春は小金井宮地楽器大ホール、秋は大手町よみうりホール)のリサイタル、そして京都では毎年、11月に新・都ホテルでディナーショーを開催している。
“人生を、愛を、自由を、人間らしく生きる喜びを”、これは島本弘子が一貫して追い求めてきたテーマです。
1994年秋のリサイタルで文化庁芸術祭賞を受賞(越路吹雪氏、深緑夏代氏に続きシャンソン界では3人目の受賞です)。
これまで6枚のCDをリリース。2020年には歌手生活50周年を迎え、現在も精力的に活躍中。

ピアノ伴奏 にしかわまこと プロフィール
大阪教育大学特設課程音楽科ピアノ専攻在学時より、ポピュラー音楽の研修を重ね、同大学中退後演奏活動に入る。
現在は主にシャンソンの分野において伴奏ピアニストとして演奏に携わる傍ら、編曲・録音などの活動も行っている。
立川清登、ボニー・ジャックス、伊東ゆかり、北村英治、紙ふうせん、坂本スミ子各氏のサポートメンバーピアニストとして活躍。


三木労音4・5月例会(第200回)
島本弘子 シャンソンリサイタル2024
2024年4月14日(日)15:00開演
三木市文化会館小ホール
三木労音会員へ入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(島本弘子例会から参加希望の方は4・5月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからの入会申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。

2024年3月12日火曜日

感動!興奮!のレ・フレールピアノコンサートでした!

さて、ご報告が遅くなりましたが、2月18日(日)に三木労音33周年記念の例会「レ・フレール ピアノコンサート」を開催しました。

レ・フレールは国内外の数多くのステージで活躍され、またテレビや映画や舞台などにも作品を多く提供されており、20年以上のキャリアを持たれるビッグアーティスト。
20年前のデビュー直後には、三木へ来てもらえたらなあと思ったこともありましたが、このたび20年越しに奇跡的に実現することができました。本当に感謝いっぱいの一日になりました!


当日は天気にも恵まれ、晴天の下、会館に到着したレ・フレールのお二人を、例会スタッフで歓迎の横断幕を手にお出迎えしました。
お二人からも「このように迎えていただくのは初めてで、嬉しくも少し恥ずかしいです」と言っていただき、はにかむ笑顔が印象的でした。

今回のレ・フレールのステージは、音響や照明を使わないクラシックのスタイル。
500席の小ホールに、レ・フレールが演奏する生のピアノの音が響きわたりました。



レ・フレールのコンサートはお二人のオリジナル曲が中心で、これが本当に素晴らしいのです!
ブギウギをベースにした、客席も手拍子で参加できるハッピーな曲をはじめ、まるで映像が浮かんでくるような素敵なメロディー、クラシカルなスタイルのものから即興演奏まで、次から次に飛び出して、客席をぐいぐい引っ張っていきます。
また二人で編み出した演奏スタイル「キャトルマンスタイル」、頻繁に二人の手が交差し、また場所を入れ替わりながらの演奏に、客席のボルテージもぐんぐん上がります。



今回は会員だけでなく、ファンの方が全国からたくさん来てくださり、盛り上げるところをよく心得てくださっているおかげで、会員の皆さんも一緒になって楽しむことができました。
特にプログラムの中でも手拍子で参加する曲が多くあり、みなさん盛り上がって一生懸命手拍子にも熱が入り、終演後に「叩きすぎて手が痛い」という声もあちこちで聞くほど(笑)

興奮の中でコンサートは終演。幸せな時間はあっという間で、コンサートの余韻を胸に今年度最後の例会も無事終了しました。
今回は三木労音33周年ということで、兵庫県下では神戸などの都市部以外で初めての公演でした。はるばる三木まで足を伸ばしてお越し下さったレ・フレールのお二人に、心より感謝を申し上げます。
今後もレ・フレールのいろんなご活躍を見るたびに今回のステージを思い出し、さらに心を寄せて応援することでしょう。

再び三木へお越しいただける日を願いつつ・・・。

2024年1月23日火曜日

年の始めに福袋のような、楽しさいっぱいのワタナベフラワーのライブでした!!

先日、1月14日に2024年の年明け例会を開催。
”神戸のワクワクロックンロールバンド”ワタナベフラワーにご出演いただき、熱いライブで盛り上がりました。
三木労音例会では異色のロックコンサートでしたが、さすが幅広い年代でファンを獲得されているワタナベフラワーだけあって、ぐいぐいと客席を巻き込んでいく楽しいライブでした。
最初はやや戸惑った初めてワタナベフラワーを聴く三木労音の会員も、一般券親子ペア券で参加されたファンの皆さんの盛り上げも手伝って、途中から手拍子やかけ声でノリノリでしたね。

開演前に、ワタナベフラワーの皆さんの歓迎会をさせていただきました。
例会担当スタッフを中心に、横断幕を持ってお出迎え。

メンバー皆さん全員に三木のおみやげをプレゼント。
ワタナベフラワーの代表曲の一つ「てんとうむし」にちなんで、てんとうむしの衣装を着た会員の子どもさん(衣装は会員のお手製)が、ボーカルのクマガイタツロウさんにプレゼントを渡す場面も。

横断幕と一緒に記念撮影。
後でこの横断幕の「おいでやす三木へ」が「なんで京都弁やねん?」とステージMCでも話題になりましたが、これはワタナベフラワーの代表曲「神戸においで」の歌詞「♪おいでや神戸へ」を拝借してチラシに「おいでや三木へ」と書いていましたので、そこに「す」を入れたらちょうど歓迎の言葉になるなと思ってこのようになりました。
この件は後日クマガイタツロウさんやワタナベフラワーのラジオ番組やX(旧ツイッター)で何度か話題になりましたが、「謎な京都弁」が結果的に印象に残って良かったです(笑)。

開演に向けて、ロビーでは物販の準備が。
年始のライブということで、特別に福袋が用意されました。
今回のライブに合わせて発売していただいた新ミニアルバム「ミニ4曲」。
ジャケットが懐かしの「ミニ四駆」のパロディーだったので、事務局の方で実物のミニ四駆をジャケットのカラーリングになんとなく合わせて用意してみました(非売品)。


和田会長のあいさつで開演。

ワタナベフラワーのライブ名物、ステージ冒頭でのクマガイタツロウさんお手製「その場限りの演出」では、年明け1発目ライブということで、干支の「辰」とのコラボ「クマガイ辰ロウ」でご登場。
(写真撮影:Ohanaさん)

コミカルな演出やMCのワタナベフラワーですが、楽曲はかっこいいロックです。

<ボーカル>クマガイタツロウさん

<ギター>イクローさん

<ベース>ムサさん

<キーボード>ichiさん

<ドラム>やっちんさん

激しいリズムの曲からバラードまで、久しぶりの大音響で堪能。
ロックといっても、ワタナベフラワーの楽曲はユーモアを交えて等身大の気持ちを歌った日本語の歌詞で、聴いていてジワッときたり、元気が出たりと、共感しやすいです。
(これ何の意味?と思わず笑ってしまう曲もありましたね)

そして楽曲の間に次から次へと繰り出される楽しい演出。
いきなり餅まきが始まったり・・・

会場全員で振り付けパフォーマンスも

けん玉のパフォーマンスでは、クマガイタツロウさんが失敗するも、会場から手を挙げて出てきてくれた男の子が見事成功させ大喝采!(写真撮影:Ohanaさん)

NHKみんなのうた「てんとうむし」では、ダンシングチームKIRARAのかわいい3人の女の子が登場。キレッキレのダンスで大盛り上がり(写真撮影:Ohanaさん)

大喝采の最後には写真撮影タイムも(写真撮影:Ohanaさん)

今回、三木市でのライブは久しぶりということで、クマガイタツロウさんが例会前日から三木へ。お店を訪問したり、いろいろとふれあいがあったことなどをステージから言っていただき、三木の人達に寄り添おうという気持ちがとても伝わってきました。

このようにワタナベフラワーの皆さんには、このたびのライブに向けて、選曲から演出からCDの発売から、何から何までいろいろと考えていただいて、本当に「一生懸命」やっていただけたことは、ステージを観られた客席の皆さんにもものすごく伝わりました。
おかげでワタナベフラワーは初めてという三木労音の会員のみなさんも、かけ声をかけたり、手拍子したり、拳を突き上げたりと楽しく参加することができました。



今年は元旦早々から震災や大きな事故など、心痛むことが起きましたが、福袋のようなワタナベフラワーのライブでしばしの間日常から離れ、そしてまた明日に向かう元気をチャージできましたね。
今年は英語詞の楽曲を携えてアメリカに行かれる予定だとか。これからもいろんなことにチャレンジしていかれるワタナベフラワーから目が離せません。
またぜひ三木へ来ていただきたいですね!

2024年1月17日水曜日

【次回例会紹介】兄弟で織りなす唯一無二の連弾サウンド 。情熱と哀愁のステージを、三木で!― レ・フレール (1台4手連弾ピアノデュオ)

次回例会は、斎藤守也(もりや)さんと斎藤圭土(けいと)さんお二人のピアニストによるデュオ「レ・フレール」にご出演いただきます。
今回のほわいえでは、レ・フレールのお二人へのインタビューを中心にご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)

【レ・フレール】 斎藤守也(兄/写真左)、斎藤圭土(弟/写真右)



―レ・フレールはフランス語で「兄弟」という意味だそうですが、お二人それぞれご自身の性格や音楽を始めた時期、きっかけを教えて下さい。

斎藤守也さん(以下、守也さん) 僕が音楽を始めたきっかけは、11歳の時に家にあったキーボードで作曲を始めたのがきっかけでした。作曲といっても、つたないもので、鍵盤で遊ぶように「この音はカッコいいな」と思うものをただ並べるような作品でしたが、その1年後の12歳にはピアノを習い始めました。
性格は、泣き虫、頑固、内省的、といった感じですかね。人からは職人肌と言われることがあります。

斎藤圭土さん(以下、圭土さん) 6歳でピアノを始めました。きっかけは直感で習いたいと思いました。

―レ・フレールを結成したきっかけを教えて下さい。

圭土さん 飼い犬が交通事故に遭い、手術費の捻出のためにコンサートを開いたのがきっかけです。

―お二人の演奏スタイルは「キャトルマンスタイル」と言われていますが、一般的なピアノ連弾とどのようなところが違いますか。

守也さん お互いの腕を交差させるクロス奏法や、弦をハンカチ等でおさえるミュート奏法を用いたり、演奏しながらプリモとセコンドが入れ替わったりするのがキャトルマンスタイルの特徴だと思います。レ・フレールの楽曲には左手でリズムを刻む楽曲が多く、会場のお客さんが手拍子をしてくれたり、ピアノでバンド演奏のような雰囲気を表現しているのもレ・フレールの特徴の一つだと思います。

―レ・フレールのコンサートは客席と一体になるライブ感が特徴ですが、ステージに立たれる時に心掛けておられること、大切にしておられることを教えて下さい。

守也さん お客さんに楽しんでもらう為に、まずは自分自身がピアノの演奏を楽しむということを心がけてます。
そして目の前のお客さんの反応を僕は大切にしています。演奏中には客席の雰囲気を感じながら自分の音に集中していますが、曲によっては鍵盤ではなくお客さんの表情を実際に見ながら演奏することもあります。また、賑やかな曲でも会場の端まで音が届くように意識したり、静かな曲では自分の指先にお客さんの意識が集中するような演奏を心がけています。

圭土さん 音楽を楽しむ事です。

―2022年で結成20周年を迎えられたそうですが、これまで活動の中で印象的だったこと、大きな転換点になったことがございましたら教えて下さい。

守也さん 20年前のお客さんが今でも応援して下さっていることも多く、当時は幼かった子が立派な大人になり、現場で一緒に仕事をしたりすることもあって、そういった再会はとても印象に残っています。
転換期としては、レ・フレールデビュー10年を期にソロアルバムをリリースしたのが個人的な転換期であったと思います。
その頃から様々なソロ活動を始めたんですが、中でも病院や福祉施設を訪れて演奏する活動や、障害や病気のある方でも楽しめるバリアフリーコンサートのプロデュースを手掛けたことが僕にとってとても大きな事でした。とてもやり甲斐のある活動なので、僕のライフワークとして今後も続けて行こうと思っています。

圭土さん 初期の活動は幼稚園ライブが主だったので、子どもの前で演奏する事が多かったのですが、20年経つと当時子どもだった子が立派に成長して再会する事があるので、なんとも言えない喜びを感じます。

―レ・フレールとして、またそれぞれ個人としての今後の夢を教えて下さい。

圭土さん レ・フレールは一人ではできないスタイルなので、お互いが大丈夫ならそれぞれのペースを見ながらやって行ければと思います。ソロとしては、ブギ・ウギ・ピアノの発展です。

守也さん レ・フレールとしては二人がお爺さんになっても連弾していることです。個人としてはバリアフリーコンサートや訪問演奏を通して障害や病気と闘う方々に音楽を届け続けることです。

―2月のコンサートにむけて、メッセージをお願いします。

圭土さん 連弾のコンサートやパフォーマンスは中々見れないので、是非楽しんでください。僕も楽しみにしています。

守也さん 今から2月のステージをとても楽しみにしています。僕自身も全力で演奏するので、みなさんと一緒に最高のコンサートにしましょう!



プロフィール

レ・フレール(斎藤守也・斎藤圭土)
2002年に斎藤守也(さいとうもりや・兄)と斎藤圭土(さいとうけいと・弟)が、故郷・横須賀で結成。コンポーザー・ピアニストとして、交響曲や器楽セッションを想起させる独創的なオリジナル楽曲と、その斬新かつ繊細な1台4手連弾のプレイスタイル、そしてライブパフォーマンスで「ピアノ革命」と話題に。ジャンルを問わず、あらゆる年齢層を惹き付け、聴く人の魂を揺さぶる、熱い唯一無二のオリジナルサウンドは高い評価をうけ、ピアノ一台で世界各国の聴衆を熱狂の渦に巻き込む。また、TV・舞台・映画など多岐にわたる楽曲の提供実績がある。これまでに6枚のオリジナルアルバムを発表。2019年9月にはディズニー公式アルバム『Disney on Quatre-Mains(ディズニー・オン・キャトルマン)』をウォルト・ディズニー・レコードよりリリース。2021年9月には津軽三味線の第一人者・吉田兄弟とのコラボレーションアルバム『吉田兄弟×Les Frères』をユニバーサル ミュージックよりリリースした。そして、2022年8月には6枚目となるオリジナルアルバム『Timeless』(Universal Music)をリリースし、同年9月に結成20年を迎えた。
公式サイト https://lesfreres.jp/

斎藤守也(さいとうもりや) ピアニスト/コンポーザー
幼少期より音楽に興味を持ち、自己流で作曲をする。12歳でピアノを始め、15歳でルクセンブルク国立音楽学校に留学。ガーリー・ミューラー氏に師事し、クラシック・ピアノを専攻。その他、音楽理論等を学ぶ一方で、オリジナル楽曲の作曲活動を続ける。2002年に弟・圭土と1台4手連弾ユニット「レ・フレール」を結成。各地でコンサートを開催しながらも2017年に初ソロアルバム『MONOLOGUE』をリリース。子ども、ピアノ教師向けワークショップやヤマハ音楽教室教材録音参加、誰もが一緒に音楽を楽しめる機会と環境づくりをテーマとする「小さき花の音楽会」プロジェクトではプロデューサーをつとめるなど、音楽活動を広く行っている。

斎藤圭土(さいとうけいと) ブギ・ウギ・ピアニスト/コンポーザー
6歳からクラシック・ピアノを学び、15歳よりルクセンブルク国立音楽学校に留学。これまでに世界13カ国で公演を行うなど、多角的かつ精力的に活動を展開。
ブギ・ウギ・ピアニストとして、日本人で初めて国際ブギ・ウギ・フェスティバルに招聘され、定期的にヨーロッパで演奏。2015年、細野晴臣氏(YMO)のバンドにピアニストとして参加。細野氏に「日本人唯一のブギ・ウギ・ピアニスト」と称される。
2020年10月にソロピアノ作品集『PIANO PRAYER』をリリース。
メロディアスで詩的、物語性のある楽曲のもつユニバーサルな魅力は、国内外で高い評価を得、作曲家としての実績も着実に積んでおり、今後の活動にさらに期待が高まる。


三木労音2・3月例会(第199回)
三木労音33周年記念
レ・フレール ピアノコンサート
2024年2月18日(日)14:00開演
三木市文化会館小ホール
参加費 会員/会費のみ 一般/5,000円(中学生以下3,000円)
三木労音会員へ入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(レ・フレール例会から参加希望の方は2・3月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからの入会申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。

2023年12月26日火曜日

今年も開催しました!サークルフェスティバル2023

いよいよ2023年も残り数日・・・
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、先日12月24日(日)に三木労音年末恒例の会員のお祭り「サークルフェスティバル」を、三木市立市民活動センターで開催しました。
この日は朝から会場準備。多くの皆さんの力で、あっという間に会場設営が完了しました。
音響ボランティアグループの「チームSR」さんには今年もお世話になりました。

午前中の中心は模擬店&バザー。
昨年はコロナの影響で縮小していた模擬店も、今年は新たに参加して下さったグループでにぎわいました。

「Cookieのお店」

「フリーマーやまびこ」

「事務局蚤の市(不用品バザー)」

「ゆるカフェジャスミン」&カフェコーナー

「農民連」&「海の幸」

やっぱりお店がたくさんあると、買い物をされる皆さんもいろいろと興味を惹かれ、楽しみがいっぱい。何度も足を運ばれる方もたくさんありました。

そして午後は様々なグループによるステージ発表です。
司会はおなじみ腰前さん。
今年も"三木の上沼恵美子"といわれるトークも"舌"好調でしたね!

プログラム1番は、女声合唱の「エスポワール」から。
クリスマスの時期にぴったりな選曲で、会場に平和を願う祈りが満ちました。

続いて和田会長よりあいさつ。
この後出演されるフラの衣装で華やかに登場!

そして2番は初出場のグループ「楽しい篠笛サークル」。
先生の音色を合図に皆さんの合奏が響き、お祭りの賑やかさを思い浮かべました。

3番目は「オカリナやまびこB」。
やまびこさんは二つに分かれて出演されました。こちらのグループは四季を感じる曲目で好演。手拍子や鳴り物も入りました。

4番目は三線弾き語り「いちゃりばちょーでー」
沖縄の民謡は味わいがありますね。手拍子も出てみんなで楽しみました。

前半最後の5番目は、フラグループ「フラハレ」のステージ。
「フラハレ」は一人の先生の元で習っておられる3つのグループの総称で、まずは最もサークルフェスティバル出演歴の長い「プアプア」から。
そして次は「レアレア」の皆さん。どちらも優雅でうっとりしましたね。

短い休憩を挟んだ後は、6番「グリーンヒルギターアンサンブル」から再開。
お二人での演奏機会は多くないそうですが、素朴な味わいのある音色に皆さん耳を傾けました。

続いて7番目は「マリアハープと19世紀ギター」。
昨年はマリアハープのアンサンブルでの出場でしたが、今年はマリア味記子先生が楽器制作者の田中清人さんと一緒に出て下さいました。古の美しい響きが素晴らしかったですね。

8番目は「オカリナやまびこA」。
前半で出られたやまびこさんのもう一つのグループ。こちらはギター伴奏でポピュラー曲を中心にしたプログラム。オカリナの音色を堪能しました。

9番目はおなじみ「はやしぶんきち」さん。
アコーディオンを手に、歌、そしておしゃべり。トークショーの雰囲気で楽しませていただきました。

10番目は、今回のフェスティバル特別企画「みんなで歌おう!神鉄唱歌」公開収録。
FMみっきぃ番組「あおせん情報局」のパーソナリティー、ジーン景虎さんと山本篤さんの二人のトーク、そして番組内で神戸電鉄沿線の風景を歌詞に載せた「神鉄唱歌」を紹介していくコーナーを、生伴奏とリードの歌声に合わせて、客席の皆さんの歌声を収録しました。
録音は来春頃に番組で使われますので、ご期待下さい!

終盤に近づいてきた11番目は、「藤本招吾さん」のハーモニカ演奏。
お一人で演奏していると思えない巧みな演奏に、客席から大きな拍手が!

そしてステージラストを飾られたのは、12番目「フラハレ」でした。
まずは、前半で出られた「プアプア」「レアレア」のメンバーの中から新たにレッスンを開始された「アロアロ」の3名。少人数でも堂々とした見応えのあるステージでした。
そして最後は「フラハレ」メンバー全員総出で華やかに賑やかにフィナーレを飾っていただきました。

外は凍えるような寒さでしたが、会場内はみなさんの熱気でポカポカでしたね。
今年も出演・出店グループの皆さん、音響や転換や会場などスタッフの皆さん、そしてご来場いただいた皆さんのおかげで楽しいひとときを持てました。
三木労音は例会はもちろんですが、こうした会員同士の交流も楽しみの一つです。
これからも三木労音の活動をぜひ一緒に盛り上げていきましょう!