2017年6月18日日曜日

あらゆる音が「ワクワク」に変わる! 無限に広がる打楽器ワールド ― ビートジャック( パーカッション・パフォーマンス)

次回例会は、世界の様々な打楽器を駆使する4人の打楽器奏者によるグループ「ビートジャック」の登場です!
今回のほわいえでは、ビートジャックのメンバーへのインタビューをご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)

左から、安永早絵子さん、内山光知子さん、池田安友子さん、高鍋歩さん



―あらためて「パーカッション」というのはどのような楽器のことを言うのでしょうか?またビートジャックではどんな楽器が登場しますか?

池田安友子さん(以下池田さん)「パーカッション」というのは打楽器の総称で、叩いたり、こすったりして音を出す楽器のことを言います。
ビートジャックではマリンバ、シロフォン、グロッケン、ビブラフォンなどの鍵盤のある楽器から、コンガ、ボンゴ、カホン、ジェンベなどのありとあらゆる世界の打楽器、そして打楽器でないものでもスリッパや洗濯板、ブラシ、たらいなど身近なもの、あと手拍子なども楽器になりますので、無限に広がっていきます。

―メンバー皆さんがパーカッションを始められたきっかけは?

池田さん 高校生で吹奏楽部に入って希望楽器を決める時に、管楽器が全て音が鳴らなくて、仕方なく(笑)打楽器を選んだのがはじまりでした。

高鍋歩さん(以下高鍋さん)中学校の吹奏楽部に入った時に、私は他の楽器を希望していたのですが、打楽器は運搬に力がいるため、男だからという理由で(笑)打楽器に行ってくれということではじめました。

安永早絵子さん(以下安永さん)小学校のとき作曲家になりたくて勉強を始めました。オーケストラの曲を作曲するのが夢で、作曲をするには実際に楽器を演奏できたほうがよいと思い、高校の時に吹奏楽部に入り、そこでパーカッションを始めました。ちなみに高校は高鍋さんと同じでした。

内山光知子さん(以下内山さん)小学校の時テレビで見た、女性ドラマーが主役の「ポニーテールは振り向かない」というドラマにハマってドラマーになりたいと思い(笑)、音楽教室で習い始めたのがきっかけでした。


―ビートジャックを結成されたきっかけは?

安永さん 大学の時に、関西で打楽器をやっている人たちの間で横のつながりがあり、その中で大学の違う池田さんと知り合い、何かやってみない?と意気投合しました。やるなら2人よりももっと人数を増やした方が楽しいかなと思い、他のメンバーに声をかけ2004年にビートジャックを結成しました。

池田さん その年にJR新今宮駅前に今はもうなくなった「ブリッジ」というライブハウスで自主公演を行ったことを皮切りに、2回目から会場を伊丹に変え、以来ほぼ毎年開催しています。最初からずっとこのメンバーで変わらず13年活動しています。

安永さん 自主公演のコンサートは7~8割がオリジナル曲で、メンバー4人ともがそれぞれ作曲をします。

―皆さんにとってパーカッションの魅力とは?

池田さん パーカッションは聴く人がそれぞれのイマジネーションで自由に聴いてもらえるのが特徴だと思います。メロディーやリズムはあるけれども、それよりも根本的な「音そのもの」でダイレクトに伝えることができるのが打楽器の醍醐味だと思います。

高鍋さん 普通クラシックだと、知っている曲を追体験するという聴き方が多いと思いますが、私たちの音楽はお客様が予備知識なしでも楽しめる音楽だと思います。

安永さん 打楽器の魅力は素直だということ、また欠点が多いということです。例えば打楽器は音がのびない、また弦楽器だとよい音のイメージがある程度共通していますが、打楽器は良い音の価値観が人それぞれ違い、好みの幅が広いのが欠点でもあり魅力でもあると思います。


―打楽器を演奏するために普段から何かされていることはありますか?

安永さん・高鍋さん ジョギングをしています。

安永さん 面白そうなものがあれば何でも見に行くことを心がけています。

内山さん 身近な音に耳を澄ませ、興味を持つようにアンテナを張っています。

池田さん よく食べ、よく寝ること(笑)それが活力になりますし、一番いい状態に自分を置いておくことになります。

―最後に三木労音会員へメッセージをお願いします。

池田さん ビートジャックのコンサートをきっかけに、コンサートを聴く時だけじゃなく鳥や風の音や何気ない日常の音が「ワクワク」に変わっていけば嬉しいです。



Percussion Performance Beat JACK プロフィール
関西を拠点に活動する4人の打楽器奏者(池田安友子・内山光知子・高鍋歩・安永早絵子)により、2004年結成。
4人それぞれの個性を生かしたオリジナル作品や、ありとあらゆる世界中の愛すべき音楽を、素敵で楽しい打楽器音楽に変身させて演奏している。
打楽器、そして打楽器以外の日用品や身体を使ってのパフォーマンスや、観客参加型の即興パフォーマンスなど、唯一無二のステージは、老若男女問わず好評を得ている。
自主公演はライブハウスから始まり、2回目以降は伊丹アイフォニックホールで開催、今年8月には12回目公演の開催が決定している。
そのほかにも、学校公演、ファッションショー、子ども劇場主催コンサート、丹波の森国際音楽祭「シューベルティアーデたんば2010」、びわ湖ホール主催音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ2014」など、多数出演。

【メンバー】
池田安友子
大阪芸術大学打楽器専攻卒業。現在ジャンルや国内外を問わず、年間150本を超えるコンサート・ライブ活動を精力的に展開している。また、最近ではパーカッションソロライブや後進の指導・ワークショップなども各地で行っている。
ストックホルムジャズフェスティバル、ロチェスタージャズフェスティバル等の海外公演、自身もメンバーのユニット「Colloid」ではメルボルンツアーを遂行し成功をおさめた。
またFried Prideや佐藤竹善など様々なアーティストのライブやレコーディング、Eテレ「シャキーン!」録音、演劇やミュージカルなど、多数参加している。
2013年5月 長野県白馬にてフィールドレコーディングしたパーカッションソロCD「こだま」発表。
銭湯から大ホールまで、楽器から楽器でないものまで、あらゆるオモシロイ音を生々しく届けるべく、 活動を広げている。
http://ayuko.jp

内山光知子
大阪音楽大学打楽器専攻卒業。第2回日本マリンバコンクール1位。マリンバ・カンパニー、うたとだがっき〒音のゆうびんきょくのメンバー。
全国各地の幼稚園、小学校、公共施設などの音楽鑑賞会で演奏、リズム講座での講師を務める。一児の母であり、子どもと一緒に楽しめるコンサートがしたい!と2013年より「親子で楽しむコンサート&ワークッショップ」を企画し、シリーズは5作目となる。母親目線で作るコンサートは毎回好評を博している。

高鍋 歩
愛知県立芸術大学卒業。桑原賞受賞。1996年、大阪市音楽団打楽器奏者として入団、以来、年間100回を越えるステージをこなしつつ、他オーケストラへの客演、全国各地でのクリニック、TV出演、レコーディングへの参加と、様々な場面にて活動中。
室内合奏団「アフター・アワーズ・セッション」メンバー、ピアノ、サクソフォンと打楽器による「トリオ・ジパング」メンバー。
大阪府立夕陽丘高校非常勤講師。関西打楽器協会運営理事。

安永早絵子
兵庫県出身。幼少の頃よりピアノ・作曲を学び、兵庫県立神戸高校にて打楽器と出会い、大阪音楽大学打楽器専攻に進む。
卒業後はオーケストラ・吹奏楽・アンサンブルなどで演奏活動する一方、自身の企画・考案・演奏によるワークショップやコンサートを数多く行う。その活動は、2011年秋、eo光チャンネルのドキュメンタリー番組『熱き人』で取り上げられた。
また作編曲活動にも取り組み、打楽器曲を中心に多数の作品を発表。神戸サンテレビ放送の音楽番組『花音』では、「兵庫ならではのさまざまな情景音をベースにして音楽に仕立てる」というテーマで、音楽製作・演奏を担当。
一方、自宅や学校でのマリンバ・パーカッションのレッスンにも力を入れており、毎年1月に開催する発表会は参加者多数で賑わっている。
現在、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 ティンパニ・打楽器奏者。打楽器デュオ「だがっきスイッチ」主宰。「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」、パーカッション パフォーマンス「Beat JACK」、絵本オペラカンパニー「おぺろん」、「TOA Music Workshopアニマルコンチェルト」、フルートとのデュオ「エピスリー」各メンバー。
丹波の森国際音楽祭2010シンボルアーティスト。神戸布引音楽祭2014音楽プロデューサー。2016年度神戸市灘区民ホール主催「灘区内小学校への出張授業」アーティスト。


三木労音第159回例会
パーカッション・パフォーマンス ビートジャック
2017年7月26日(水)19:00開演(18:30開場)
三木市文化会館小ホール
入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(ビートジャック例会から参加希望の方は6・7月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。

2017年6月14日水曜日

第27回定期総会 開催!

先日の6月11日(日)の午後、三木市立市民活動センター1F多目的室にて、三木労音第27回定期総会を開催しました。今年も25サークル38名と沢山の参加で開催することができました。
今回のトピックスは、昨年2016年度活動報告で、事務局長からの報告に続き、とんぼ玉サークルの池田さんより昨年トルヴェール・クヮルテット例会の運営に参加された感想を、スピカサークル(事務局)の平位さんから沢田研二例会の取り組み報告を、そして昨年入会されサークルフェスティバルに初出演された藤本さんから労音に入会した感想とハーモニカ演奏を、それぞれ発表していただきました。
また役員選出ではこれまで10年間に渡って副会長を務めていただいたラ・ルピナスサークルの狩野さんが退任(運営委員としては引き続き)、代わって新副会長としてジャスミンサークルの和田さん(写真左)が就任しました。
議事終了後は、ののはなサークルの小巻さん(写真右)による右手のみのピアノ伴奏で「芭蕉布」をみんなで歌いました。
休憩時には、二人の副会長(和田さん&ぱ・ぱ・ぱサークル袖岡さん)手作りのお菓子やおはぎでほっこりと。そしてそのあとは5つのテーブルに分かれての交流タイム。それぞれの自己紹介、印象に残った例会の話やこれからの夢など、どのテーブルも和気あいあいと盛り上がりました。
最後にジャンケン勝ち抜き戦で決める「第3回スーパーローカルヒーロー」では、なんと新副会長のお母様のやまびこサークルの和田さんが見事優勝。にぎやかな笑いと拍手のうちに今年の総会も無事終了しました。
労音は、みんなで会費を持ち寄り、例会出演者を決め、運営を担当し、そして楽しく鑑賞する、一人一人が主人公の会です。今年もたくさんの夢を、力を合わせ実現していきましょう!

2017年5月23日火曜日

素敵な音楽と映像、軽妙洒脱なマリオネットのステージでした♪

先週5月17日(水)、三木労音例会では13年ぶりとなるポルトガルギターとマンドリンのユニット「マリオネット」のコンサートを開催しました。
マリオネットは、2001年、2004年に続き(ちなみに2004年は文化会館小ホールで三木労音初となる昼・夜2ステージをしていただきました)、待望の3度目のご出演。心待ちにされていた会員の方も多かったのではないでしょうか。

このたびマリオネットは、岡山⇒広島⇒三木と5日間の演奏の旅をされて、三木はその最終日でした。
まずはロビーにて歓迎会。
今回は三木の地酒「葵鶴」をプレゼントしました。
運営スタッフなどの会員とマリオネットのお二人で。

久しぶりに三木市文化会館に響いた湯淺さんのポルトガルギターと吉田さんのマンドリンのサウンドは、以前と変わらず私たちの心を惹きつける素敵な音楽でした。
お二人の若々しい佇まいも、軽妙洒脱なステージ運びも変わることなく(変ったことは吉田さんがメガネをされていたくらい?)、本当にタイムスリップしたような懐かしさを覚えました。
そして今回初めて聴かれた方からも「すごく聴きやすい」「すうーっと入ってくる」という声をたくさん聞きました。初めて聴くのにどこか懐かしいというマリオネットサウンドは健在!
前回と違ったのは、演奏のバックにポルトガルや作品にまつわる写真や映像が映し出されたことでした。元々より、聴くと頭の中で映像のイメージが広がるマリオネットの音楽ですが、今回は映像とのコラボで聴覚と視覚を刺激され、より楽しめたコンサートになりました。


休憩中、終演後ともに今回もたくさんの方がCDを購入されました。中には「前の例会で買ってずっとかけてます」という熱心なファンの方も。
終演後は三木労音事務所で打ち上げをしました。ツアーの最終日でお疲れのところを遅くまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

今回、マリオネットの3度目ご出演は、三木労音にお越しいただいた出演者の中では最多出演です(結成例会に出演いただいたマリンバ奏者の松本真理子さんとタイで並びました)。
次は13年といわず、早めに最多記録を更新していただけるようお呼びしたいですね!

2017年4月17日月曜日

【次回例会紹介】弦の響きに誘われて、いざ記憶を辿る郷愁(ノスタルジア)の旅へ ―マリオネット( ポルトガルギター&マンドリン)

次回例会は、13年ぶり三木労音例会出演となるポルトガルギター&マンドリンのアコースティックユニット、マリオネットの登場です!
今回のほわいえでは、マリオネットの湯淺隆さん、吉田剛士さんのインタビューをご紹介します。
聞き手/小巻健(三木労音事務局長)

湯淺 隆さん           吉田剛士さん



―まずはお二人それぞれの担当される楽器の特色を教えて下さい。

湯淺隆さん(以下湯淺さん) ポルトガルギターはポルトガルのファドというジャンルで使用される複弦6コースの12弦ギターです。弦はスチールです。基本的には哀愁のある音色が特徴ですが、弾き方により絢爛豪華な表現も得意です。独断で私はその奏法を「南蛮ぎたるら」奏法と呼んでおります。
普通のギターは、いわゆるクラシックギターです。奏法はあえて言えばラテンの技法に準じますが、私ども独自の奏法もお楽しみいただけるかと思います。

吉田剛士さん(吉田さん) マンドリンはイタリアで発展した小型の撥弦楽器です。金属弦の可憐な音色は広く愛され、世界中の様々な音楽ジャンルで演奏されています。日本では大人数での合奏がポピュラーで、その演奏人口は数万人とも言われ世界一を誇ります。
また、同属の低音楽器マンドリュートとポルトガルギターのデュオという演奏形態はマリオネット独自のものです。

―以前三木労音にお越しいただいたのが2004年ですが、それ以降の活動で特に心に残っておられること、そのエピソードを教えて下さい。

湯淺さん 私の弾くポルトガルギターは、「南蛮」というキーワードを中心にすえています。東洋(日本)であり西洋(ポルトガル)でもある「南蛮」ゆかりの史跡や、そのご縁を得た機会や場所での演奏は感慨深いものがあります(旧ポ領マカオ世界遺産、国宝/大浦天主堂、世界遺産/石見銀山、種子島/鉄砲まつり、大分/宗麟公まつり、等々)
2013年には、石見銀山文化賞特別賞、2015年には、第2回ジョアンナ・アブランシェス・ピント賞をポルトガル大使館よりいただきました。来年は南蛮文化発祥都市・大分の国民文化祭に参加の予定です。

吉田さん 2006年に私どものオリジナル楽曲を演奏するマンドリンオーケストラを結成し、マンドリン合奏としての新しいレパートリーを創出するとともに、全国のマンドリン・ギター愛好家に声を掛け、「南蛮」ゆかりの地への大合奏ツアーなどを行ってきました。中でも約180名が参加したマカオ世界遺産大合奏ツアー(2011年)の成功は一番大きな思い出です。

―マリオネットの魅力の大きなひとつは、どこか懐かしく哀愁を持ったオリジナル楽曲の数々だと思っていますが、作曲される際に変わらずテーマにされている事がありましたら教えて下さい。

湯淺さん その音楽を聴く事で、五感が活性化するような曲を作りたいと思っております。情景が浮かんだり、匂いが想い出されたり、思いもしない何かに気づいたり・・・。
「懐かしい哀愁感」とは、いっぱいいっぱいに張りつめた現在から、少しずれて、自身の内部に別次元を認識した時に、胸に広がる「身体内旅情」とでもいう体験ではないでしょうか?「旅」は若返りの特効薬と聞いたことがありますが、音楽を聴くことで、「ここ」ではない「どこか」を、ふと感じることのできる「小旅行」は、日常をさらに活性化させる効力があるのではないかと思います。そんな「束の間」を、しばし遊んでいただければと思います。

吉田さん 同じような話になるかもしれませんが、良い楽曲は人をどこかに連れて行ってくれます。人は自分にとっての「懐かしさ」を触発されることで何か漠然とした記憶をたどり始めるのかもしれません。聴いているうちにいつの間にか「演奏を鑑賞する」次元から意識が離れて「音楽の世界に浸る」ような体験があります。数分の曲を聴く間に無限の時間を感じることができればどんなに素晴らしいことでしょう。そんな曲を作りたいと願っています。

―マリオネットを結成して20年以上が経たれたそうですが、お二人それぞれの変化したところ、また結成当時から変わらないことを教えて下さい。

湯淺さん 体重は増えましたが~(笑…。)
ひとつの曲を作る場合でも、いろんな影響を受けていることを自覚的に理解できるようになりました。それは、今あることが、これまで出会った方々やご縁の上にあるのを理解し感謝するのと同様の感覚です。音楽という仕事(労働)を続けられたことの実生活感は、ひとつの曲の楽想に大きく影響していると思います。
変わらないことは、もう少しうまく弾けるかもしれないということを、いまだに信じていることぐらいでしょうか(再、笑…。)

吉田さん 仕事として音楽に取り組み続ける過程で、他者への理解や感謝の心はようやく人並みに育ってきたような気がします。人間、音楽とも少しでも良い方向に変化させていきたいものです。
一方、メインで使用している楽器は20年前と変わりません。ただし、弾き手と同じく経年変化により音の出方も容貌も変化してきたように思います。

―最後に三木労音の会員へメッセージをお願いします。

湯淺さん 長らくにわたり、お世話になり、心より感謝しております。ネット社会になり、音の情報は猛烈に氾濫し、多くのものは手軽に入手できるようになりました。逆に、だからこそ「生」の「手作り」のものは、いっそう重要になってきていると思います。労音のイベントは、その成立の過程自体が、血の通った「ものづくり」であると思います。今から、懐かしい仲間に会うような気持ちです。よろしくお願いいたします。

吉田さん 上に同じです。筋金入りの聴き手である皆さまにご満足いただけるよう頑張って演奏いたしたいと思います。よろしくお願いいたします。



マリオネット プロフィール

日本におけるポルトガルギターのパイオニア・湯淺隆と、マンドリン界をリードする吉田剛士によるアコースティックユニット。独特のオリジナル音楽の創作を中心に、ファドやポピュラー音楽まで幅広い音楽活動を行なっている。
映画、TV、CM、バレエ・演劇などの音楽を数多く担当。デビューCD『ぽるとがる幻想』以降、計15枚のアルバムを発表。『徹子の部屋』『スタジオパークからこんにちは』を始め、多数のテレビ・ラジオに出演。全国各地でのライブ活動の他、豪華客船「飛鳥Ⅱ」ワールドクルーズでの演奏実績も重ねている。2010年より湯淺がマカオ観光局音楽大使。2013年『第6回石見銀山文化賞・特別賞』受賞。同年、日本のファド史をテーマとした2枚組CD『Zipangu Fado』をプロデュース。2014年10月より大分むぎ焼酎「二階堂」のTVCMが3年連続全国放送中。2015年ポルトガル大使館より『ジョアナ・アブランシェス・ピント賞』を受賞。2016年高知県梼原町より『ゆすはら未来大使』に任命。

湯淺 隆(ポルトガルギター奏者)
14才でギターを始め、日本ギター音楽学校を経てクラシックギターを小野剛蔵氏に師事。ポルトガルギターを巨匠アントニオ・シャイーニョ氏、アマリア・ロドリゲスのバックギタリスト、カルロス・ゴンサルベス氏に師事。ファド(ポルトガルで生まれた民衆・大衆歌謡)だけにとどまらず、日本人ならではの独自の境地「南蛮ぎたるら」を展開中。マリオネットとして、オリジナル曲を中心に音楽活動を行なう傍ら、作詞・作曲家として楽曲提供も積極的に行っている。「南蛮文化」「ポルトガル」という文脈の中でも確かな評価を得ている。

吉田剛士(マンドリン奏者)
15才でマンドリンを始める。川口雅行氏、ドイツ国立ヴッパータール音楽大学にてマーガ・ヴィルデン・ヒュスゲン女史に師事、同校演奏家資格試験を最高点で卒業。NHK洋楽オーディション合格。マリオネットとして新たなマンドリン音楽の確立に力を注ぐ一方、マンドリン専門誌「奏でる!マンドリン」監修、各マンドリンコンクール審査員を務めるなど普及発展にも貢献。マリオネット作品を専門に演奏する「マリオネット・マンドリンオーケストラ」、全国のマンドリン愛好家100名以上集めて組織する「ZIPANGUマンドリンオーケストラ」を主宰。

ホームページ http://www.asahi-net.or.jp/~qn7y-umi/


三木労音第158回例会
ポルトガルギターとマンドリンによる、時空を超えたノスタルジア
マリオネット コンサート
2017年5月17日(水)19:00開演(18:30開場)
三木市文化会館小ホール
入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(マリオネット例会から参加希望の方は4・5月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。

2017年4月6日木曜日

サクソフォンカルテットの王道!トルヴェール・クヮルテットのエキサイティングなステージでした!

4月に入り、新年度が始まりましたね。
事務所の前の美嚢川の桜堤も半分くらい咲いてきましたよ。

さて、遅くなりましたが先月3月27日に行いました「トルヴェール・クヮルテットwith小柳美奈子」例会のご報告です。
このたび三木労音では初めてとなるサクソフォンが主役のコンサートで、しかも日本のクラシカル・サクソフォン界を長年牽引してこられたトップクラスのクヮルテットをお招きできる幸運に!
 本番前に運営スタッフでメンバー皆さんを歓迎。
皆さんには記念に三木の特産品である小型ナイフ「肥後守」(小柳さんには手作りポーチ)とハーブティーをプレゼント。
肥後守は皆さん「懐かしい~」とおっしゃいました。

そしてステージでは、有名なクラシックのスタンダード曲から、ジャズテイストの作品、クラシカルサクソフォン四重奏のために作曲された組曲、トルヴェール・クヮルテットのために作曲された作品など聴き応えのあるプログラムで、これぞサクソフォンカルテットの醍醐味!という素晴らしい演奏でした。
 ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと、それぞれの楽器の特徴がわかるソロ演奏も。
メンバー皆さんの個性もわかり、とても楽しいコーナーでしたね。
テクニック、音楽性が素晴らしいのはもちろん、おどけた掛け合いやユーモアある演奏、時には歌も歌うなど、サービス精神旺盛なパフォーマンスも大好評で、大きな拍手とブラボーの掛け声で大喝采のうちに幕が閉じました。

終演後はサイン会に並ばれる長蛇の列ができましたが、一人一人に気さくに丁寧に応えるメンバー皆さんの姿が大変素晴らしいと思いました。トルヴェール・クヮルテットが日本のクラシカル・サクソフォンの普及に貢献されてきたことは広く承知されていますが、ステージでのパフォーマンスとあわせて、メンバー皆さんのこういった真摯な姿勢がサクソフォンのイメージアップにつながっているのでしょうね。あらためて尊敬します!
この日は春休みということもあり、近隣の学校の学生さんも多く来られていましたが、トルヴェールへの愛がいっぱいのアンケートを出してくれたり、終演後のサイン会でもお話したり一緒に写真を撮ったり、とても喜んでいたその姿に私たちも嬉しくなりました。

今回のコンサートに際しては、昨年夏にメンバーの新井靖志さんが急逝され、私たちも大変ショックを受けました。
メンバーの皆さんは深い悲しみの中にもかかわらず、これまで新井さんも含めた4名で築いてきたトルヴェールのサウンドをこれからも守っていこうという決意で、この間神保佳祐さんを加えてステージを続けてこられ、今回もこんなに素晴らしいステージを届けていただけたこと、本当に感謝でいっぱいです!
これからもトルヴェール・クヮルテットのますますのご活躍を、私たちも応援していきたいと思います。ありがとうございました!



新井靖志さん追悼コンサート http://www.concert.co.jp/concert/detail/1572/
2017年 7月 25日(火)19:00開演(18:30開場)
会場:文京シビックホール 小ホール

2017年3月22日水曜日

2017年度例会のご案内

お待たせしました!
4月から始まる新年度の例会が決定しましたので、お知らせします。


第158回例会(4・5月例会)
 ポルトガルギター&マンドリン マリオネット コンサート
 日時 2017年5月17日(水)PM7:00開演
 会場 三木市文化会館小ホール

第159回例会(6・7月例会)
 パーカッション・パフォーマンス ビート・ジャック
 日時 2017年7月26日(水)PM7:00開演
 会場 三木市文化会館小ホール

第160回例会(8・9月例会)
 ウーマン・オブ・ザ・ワールド
 日時 2017年9月7日(木)PM7:00開演
 会場 三木市文化会館小ホール

第161回例会(10・11月例会)
 松田昌のこれがピアニカだ!in 三木
 日時 2017年11月22日(水)PM7:00開演
 会場 三木市文化会館小ホール

第162回例会(12・1月例会)
 松野迅ヴァイオリンコンサート
 日時 2018年1月30日(火)PM1:30、PM6:30※2ステージ
 会場 県立三木山森林公園音楽ホール

第163回例会(2・3月例会)
 うないぐみ 沖縄のこころのうた
 日時 2018年3月26日(月)PM6:30開演
 会場 三木市文化会館小ホール

新入会はいつからでも歓迎!会員になるには入会金1,000円と2か月分会費を添えてお申込み下さい。ぜひ多くの方で感動を共有しましょう!!

2017年2月19日日曜日

【次回例会紹介】個性と融合~互いへの尊敬から生まれる至高のサクソフォン・アンサンブル ― トルヴェール・クヮルテットwith小柳美奈子

次回例会は、日本のクラシカル・サクソフォン界を長年リードし続けてこられたサクソフォン四重奏団、トルヴェール・クヮルテットの登場です!
今回のほわいえでは、トルヴェール・クヮルテットのソプラノサクソフォン奏者・須川展也さんのインタビューをご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)

田中靖人   須川展也   彦坂眞一郎   神保佳祐   小柳美奈子



―まずは、「トルヴェール・クヮルテット」という名前の由来を教えて下さい。

須川展也さん(以下、須川さん)中世フランスの辻音楽師、街頭で政治や恋愛を歌い語った「吟遊詩人」のトルヴェールから名付けました。
僕たちもデビュー当時は街角でよく演奏していたので、中世フランスのトルヴェールにあやかって。

―クヮルテット結成への経緯、またメンバーについてご紹介下さい。

須川さん 正式に結成する前から時々アンサンブルをしていた3人の彦坂、田中、須川でカルテットを組もうという話になり、もう1人のメンバーを探していて、我々の師匠の故 大室勇一先生に相談をして、新井くんを紹介してもらいました。
4人ともソリストとしての活動もがんばっていて、個性豊かなメンバーです。さらに活かすために、結成2年ぐらいから、編成にピアノを入れる事を思いつきました。その時から小柳美奈子にピアノを弾いてもらってます。そこから、「個性と融合」をグループのモットーにして演奏を続けております。

―今年結成30周年を迎えられたとのこと、お祝い申し上げます。これまでトルヴェール・クヮルテットで取り組まれてきたことの中で、特に印象に残っていること、また演奏活動の中で大切にしてこられたことはどのようなことでしょうか。

須川さん 印象に残るのはたくさんありすぎますが、そうですね・・・
雨天決行でNHKの公開収録で、屋外でのコンサートが行われたことがありました。テントの下ではありながら、びしょ濡れになりながらも収録を続け、後から楽器は大変なことになりましたが(笑)、かなりハイテンションな演奏になり、たくさん再放送もされました。
グループとしては、なんといっても「個性と融合」のモットーを大切にしています。各々の個性をソリスティックに活かし、また、たった1つの楽器で演奏しているかのごとく、お互いを溶け合わせて響かせることを大切に演奏しています。
お互いを尊敬し、尊重することができていて、それをずっと支えにして演奏しております。

―あらためてサクソフォン四重奏の魅力、また聴きどころを教えて下さい。

須川さん もともと表情豊かな楽器であるサクソフォンが4本揃い、表現力を4倍にして、いろんなスタイルの音楽を自由自在に演奏できることです。
4本の響きが完璧にそろうと、とても美しい豊かなハーモニーを作ります。それはまるで祈りを捧げるようです。
躍動感をもった天上の響きです!



トルヴェール・クヮルテット プロフィール
1987年に結成、2017年には結成30周年を迎える、世界トップレベルのサクソフォン四重奏団。92年東京国際音楽コンクール第2位、第5回日本吹奏楽アカデミー賞「演奏部門」受賞。98年にはTV朝日「徹子の部屋」への出演を機にその存在を広く一般にも知られるようになる。2000年にはオランダでの日蘭国交修好400年記念演奏会に招かれ各地で絶賛を浴びた。
2001年発売のCD「マルセル・ミュールに捧ぐ」は、第56回文化庁芸術祭レコード部門で大賞という快挙を遂げた。EMI他から多数CDがリリースされている。最新CDは2014年発売の「With You」(イマジン・ベストコレクション)。また2017年2月に30周年記念CDを発売予定。
「個性と融合」をコンセプトに、コンサートではサクソフォンのためのクラシカルな作品から、トルヴェールならではのオリジナル編曲作品までを展開。ボーダレスな活動内容が幅広い層に圧倒的な支持を得続けている。また、その音楽性と驚異的なテクニックによる緊密なアンサンブルが、最高峰のサクソフォン・クヮルテットとしての評価を揺るぎないものとしている。

メンバープロフィール
■須川展也(ソプラノ・サクソフォン)  Nobuya SUGAWA, Soprano Sax
東京藝術大学卒業。第51回日本音楽コンクール、第1回日本管打楽器コンクール最高位受賞。02年NHK連続テレビ小説『さくら』テーマ演奏。名だたる作曲家への委嘱曲がSaxの新たな主要レパートリーとして国際的に広まっている。89-2010年まで東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスターを務めた。最新CDは2016年発売の「Masterpieces」。ヤマハ吹奏楽団常任指揮者、静岡市清水文化会館音楽アドヴァイザー&マリナート・ウインズ音楽監督。東京藝大招聘教授、京都市立芸術大学客員教授。使用楽器:ヤマハYAMAHA YSS-875EXG

■彦坂眞一郎(アルト・サクソフォン)  Shin-ichiro HIKOSAKA, Alto Sax
東京藝術大学大学院修了。安宅賞受賞。CBSソニー「ザ・ニューアーティスト・オーディション '88」においてFM東京賞、クリスティン・リード賞受賞。99年東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」出演。上野学園大学教授。また「裏サックス」メンバーとしても活動中。最近のCDは、08年発売の新井靖志とのデュオによる「6つのカプリス~2本のサクソフォンのための作品集~」、09年発売のソロCD「明日の方へ」(共にマイスター)。使用楽器:セルマーシリーズⅡGP

■神保佳祐(テナー・サクソフォン)  Keisuke JIMBO, Tenor Sax
群馬県出身。昭和音楽大学卒業、同大学音楽専攻科修了。卒業時に同大学の卒業演奏会に出演。JTアートホール主催公演や富士山河口湖音楽祭等に出演。アウトリーチ活動も積極的に行っている。ソロ、アンサンブルをはじめ、在京オーケストラ・吹奏楽団のエキストラとして様々な公演や録音に参加。東京芸術劇場による芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミーに第一期生として在籍中。サクソフォンを大津立史、新井靖志、有村純親に師事。使用楽器:セルマーシリーズⅢGP
※トルヴェール・クヮルテット結成時よりテナー・サクソフォンを務めていたメンバーの新井靖志が、2016年9月9日、脳出血のため永眠いたしました(享年51歳)。代わりまして、本公演は神保佳祐が出演させていただきます。

■田中靖人(バリトン・サクソフォン)  Yasuto TANAKA, Baritone Sax
国立音楽大学卒業、矢田部賞受賞。在学中に第1回日本管打楽器コンクール2位、第4回同コンクール1位受賞。CDは「管楽器ソロ名曲集」(日本コロムビア)の他、「ラプソディ」、「サクソフォビア」(東芝EMI)、「ガーシュイン・カクテル」(佼成出版社)、「モリコーネ・パラダイス」(EMI)をリリース。03年和歌山県より「きのくに芸術新人賞」受賞。現在、愛知県立芸大講師、昭和音楽大講師、東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスター。使用楽器:ヤマハYAMAHA YBS-62Ⅱ 

■小柳美奈子(ピアノ)  Minako KOYANAGI, Piano
東京藝術大学卒業。伴奏のイメージを変えてしまうアンサンブル・ピアニスト。様々なプレイヤーの呼吸の機微を読み取り、それに寄り添うしなやかな感性を数多くの公演、録音で発揮している。吉松隆「サイバーバード協奏曲」の準ソリストとしてフィルハーモニア管他多くの楽団と共演。須川展也、トルヴェールQの共演者としてのキャリアも長く、多くの録音に参加。パーカッションの山口多嘉子とのデュオ「パ・ドゥ・シャ」でCDを発表。トリオ「YaS-375」メンバー。



三木労音第157回例会
トルヴェール・クヮルテット with 小柳美奈子(ピアノ)
2017年3月27日(月)19:00開演(18:30開場)
三木市文化会館小ホール
入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(トルヴェールQ例会から参加希望の方は2・3月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。