今回は姫路・三木・宍粟の3労音ツアーということで、合同でメールインタビューを行いました。どうぞお楽しみ下さい!
Q1 このたびは播州3労音(9/26姫路・9/27三木・9/29宍粟)へ再びお越しいただけること、心より嬉しく思います。 2002年には播州6労音ツアーでお越しいただきましたが、ちょうどメジャーデビュー直前だったと思います。当時どのようなことが印象に残っておられますか?
普天間かおりさん(以下、普天間さん) 各会場での皆さんからの熱烈歓迎、おもてなしが心に残っています。また、皆さん全員で力を合わせ、素晴らしいコンサートをつくっていこう!という情熱に感動しました。
Q2 あれから11年。昨年2012年にはメジャーデビュー10周年を迎えられましておめでとうございます。歌手として、またシンガーソングライターとして益々活動の幅を広げておられる普天間さんですが、ステージや作品作りの中でどのような変化がありましたか?
普天間さん 「心の栄養になるような歌を届けたい」「少しでも誰かを励ましたり、笑顔や元気につながる歌が歌えたら」この想いは昔も今も変わらないように思います。ただ、自分のメッセージを届けたいだけでなく、皆さんにも楽しんでいただけるよう、出会えたこと、素晴らしいご縁に感謝しながら、心と心がつながるようなステージを目指すようになりました。
Q3 2011年3月11日の東日本大震災以来、様々な支援活動を行なっておられますが、あらためて震災当時のこと、その後支援活動を通じて感じられることを教えて下さい。
普天間さん 2011年3月11日東日本大震災のとき、私は福島にいました。ラジオ福島で2時間の生放送番組を担当して12年になりますが、ちょうど放送中に地震がおきました。
スタジオのあった福島市は震度6強。初震は2分40秒ほどあったと聞いています。とても長く、激しい揺れでした。 その後、大津波警報が発令され、アナウンサーやスタッフの皆さんと共に、高台への避難、身の安全の確保、リスナーの皆さんが落ち着いて行動できるようにと、祈るような想いで、震えながら、放送で呼びかけ続けていました。3日後、福島の多くの皆さんの善意に助けられ、東京に戻ってきました。
以来、番組を通じ「第二の故郷」となった福島の皆さんのために何かやらなくては!との想いから「Smile Again 0311」復興支援プロジェクトを立ち上げ、避難所へ伺い、炊き出しのお手伝い、歌を届ける活動をはじめました。
また、音楽以外の異業種の方々とも協力しあいながらの支援活動、子供たちに本を贈る「スマイル文庫」など、多くの皆さんからご支援をいただきながら、現在も続けています。
震災からもうすぐ2年半・・・まだまだ復興は進んでいません。むしろ、これからがいろいろな支援が必要だと感じています。心の復興も大切なことです。 微力ながら、心に寄り添えるような歌を、活動をしたいと思っています。
Q4 現在、全国各地でご活躍の普天間さんですが、あらためて故郷・沖縄の暮らしから一番影響を受けたことは何ですか?
普天間さん 琉球の時代から、唐の世~大和の世~アメリカの世~と時代に翻弄されてきた沖縄。住民を巻き込んだ地上戦でたくさんの命を失った悲しい歴史、そして復帰後もなお、基地という複雑な問題もあります。
命の尊さ、平和であることの大切さ、戦争は絶対にダメなんだという想いを、私たちの世代も受け継がなくてはならないと思います。平和への祈りを世界に発信し続ける、沖縄の使命を感じています。
Q5 これから先、20周年に向けての思いや抱負を教えて下さい。
普天間さん 音楽を通して「心と心がつながる」コンサート、楽曲制作を目指し、これからも精進していきたいです。
Q6 最後に姫路・三木・宍粟の会員の皆さんへメッセージをお願いします。
普天間さん 久しぶりに、姫路労音さん、三木労音さん、宍粟労音さんの皆さんにお会いできますこと、とてもとてもうれしく、楽しみにしています。 “ぬちぐすい”(=沖縄の方言で命の薬という意)になるようなコンサートをお届けできるよう、精一杯がんばります!! ぜひお力添えくださいませ。一緒に心に残るコンサートをつくりましょう♪
普天間かおり プロフィール
沖縄県出身。琉球王朝の流れに生まれる。
幼少の頃より歌い始め、小学生の頃には既に地元で音楽活動を開始。
2002年、シングル「髪なんか切ったりしない」でテイチクよりメジャーデビュー。
その雄大にして繊細な歌唱力で、自身のルーツとなる沖縄音楽に独自の解釈を加え歌い継ぐスタイルや、平和、家族などに視点をおいて人を見つめる温かな楽曲の世界観が支持されている。
ラジオ福島「かっとびワイド~けんじとかおりのふれんどラジオ~」(毎週金曜日13時~15時放送)のパーソナリティとしても活躍中。
3月11日、ラジオ福島での生放送中に東日本大震災に遭う。
その後、「Smile Again 0311」支援プロジェクトを立ち上げ、避難所でのライブやチャリティーコンサートの開催、震災後に書き下ろした楽曲「Smile Again」を音楽配信し、その収益の中から義援金へ寄付したりと精力的に支援活動を始める。
また、本の街 神保町の有志の方々と協力し、福島県の子どもたちへ本を贈る「スマイル文庫」の活動も開始。
子どもたちのもとへ自ら出向き、絵本の読み聞かせや歌を届けている。この「スマイル文庫」の活動では、音楽の枠を超え様々な分野の方々とのつながりを持ちながら、その支援の輪を広げている。
兵庫県では、豊岡のコウノトリの里でのコウノトリの雛の誕生から巣立ちまでのドキュメント映像が関西のTV番組で取り上げられ、その中で普天間かおりが歌う「守りたいもの」がBGMに使用されて大きな反響を呼ぶ。
普天間かおりofficial web site http://www.futenma.net
三木労音9・10月例会
心をいやす沖縄の歌姫
普天間かおり コンサート2013 Smile Again
2013年9月27日(金)19:00開演 三木市文化会館小ホール
新入会員大募集中!お申し込みは三木労音TEL0794-82-9775、もしくはホームページhttp://www.mikiroon.comからも入会できます。
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