2012年9月5日水曜日

八木啓代さん再び!

先週9/1(土)に、八木啓代さんの二度目となるベイシーでのライブを開催。
今回は「歌手」としてだけでなく、一昨年より特捜検察の不正を告発している「健全な法治国家のために声を上げる市民の会」代表としての八木さんに興味を持ってこられた方も多数いらっしゃいまして、遠く丹波や垂水、宝塚などから聴きにいらした方もありました。また今回サポートピアニストの吉田幸生さんのファンの方、またスペイン語講座の方など、多彩な参加者で、50名満席の会場となりました。


メキシコにマネージメント事務所があり、中南米でも多く活躍されている八木さんの歌は、基本スペイン語。でも、とても美しいメロディと吸い込まれるような表現力で、言葉はわからなくても歌の世界に引き込まれます。
今回はつい最近に出されたばかりの新しいCDアルバム「LAGRIMAS」からたくさん歌っていただきました。ジャズ風、タンゴ風、そしてファドあり、メキシコ民謡あり・・・とさまざまなスタイルの作品を軽やかに歌いこなされるのを聴いて、あらためて八木さんの歌唱力のすばらしさを感じました。
そして今年のサポート、関西シャンソン界屈指の伴奏ピアニストといわれている吉田幸生さんの存在感のある音が、八木さんの歌をぐっと引き立てていました。

また八木さんといえば曲間のトークも楽しみで、いつも興味深い話が聞けますが、今回はやはり検察告発についてが聞きどころでしたね。
西では大阪地検特捜部で、村木元厚労省課長が証拠物件を改ざんされ、いわれなき罪を被せられ、東では東京地検特捜部で、小沢一郎代議士の元秘書が取調べで虚偽の調書を取られて裁判に持ち込まれるなど、政治犯をあげるためにいわゆる「検察ストーリー」を強引に作り上げるという特捜検察のあり方を問うために、八木さんが中心となって告発をおこなっておられます。
その活動の趣旨はこちらに書かれていますのでご覧になってください。

きっと最近の八木さんがされているこの活動を知らない方は、トークで初めて聞いてびっくりされたかもしれませんが、元々中南米の社会情勢に広く通じ、南米の「ヌエバ・カンシオン」の旗手たちとも親交のあった八木さんならでは、こうした活動に取り組まれることは意外ではないかもしれません。
それにしても八木さん、検察発表を分析したり、弁護士チームと作戦を練ったり、その上きちんと法に則った告発状までご自分で書かれたり、記者会見でも代表として前面で説明されたり・・・大変な頭脳明晰ぶりに本当に感服します。このたびのライブの直前にも、田代元検事の不起訴を不服として検察審査会に申し立てを行い、NHKの7時のニュースでも放映されたところでした。
その合間をぬってCDを制作されたり、ライブをされたり、(あ、逆ですね。ライブの合間に会見をされたり告発状を書いたりでした)

才色兼備で八面六臂の活躍・・・これからも八木さんの活躍から目が離せませんよ!

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