2025年12月1日月曜日

三木市文化会館に響き渡った、ソロで弾く壮大な新世界全楽章演奏!

今日から師走となり、今年もいよいよ残すところひと月となりました。
街はもうクリスマス一色に染まっているのではないでしょうか。
(三木はそこまでもなく落ち着いています)

さて、もう先月となってしまいましたが、11月16日(日)に開催しました三木労音例会「神田将(ゆき)エレクトーンリサイタル」のご報告です。
三木労音例会へは今回で4度目のご出演となったエレクトーン奏者の神田将さん。
前回2021年以来、4年ぶりの三木市文化会館への来訪を、当日スタッフ一同で歓迎しました。

会長からのあいさつ

会から記念品を進呈

スタッフ一同で記念撮影をさせていただきました。

前回は元劇団四季の松本昌子さん、畠山典之さんと共演の、ミュージカルナンバーを中心としたプログラムをお届けいただきましたが、今回は神田さんの真骨頂であるエレクトーン1台によるソロ演奏をお願いしました。

第一部はドラマティックな映画音楽から開始。
「1音目からスゴイ!心を掴まれた」との声を多く聞くほど、皆さんを神田将ワールドへ一気に引き込みました。

間のトークも聴く人を飽きさせません。
お話で次に聴く楽曲へのイメージ作りもしっかり整えてくださいます。

箱根観光のテーマ曲「HAKONECTION」(現地のプレス発表ではオーケストラ曲を神田さんの演奏で発表されたそうです)をはじめ、クラシックの名曲の数々、そして静から動の情熱を込めたリヴァーダンスと、一部だけでも十分聞き応えのあるステージに、客席からも大喝采が沸き起こりました。

そして第二部。
今回のステージのメインプログラムであり、神田将さんが今最も力を入れて挑戦されている演目でもある、ドヴォルザーク作曲交響曲第9番「新世界より」の全楽章演奏。
しっかり正装でご登場の神田将さん。気合の入り方が伝わってきます。
演奏前に、作品についてのレクチャーをお話と演奏も交えてしてくださり、準備も万端。
そして演奏が始まります。
「新世界より」は4楽章で約50分という、三木労音でこれまで聴いてきた中でも一番の大曲が、ここ三木市文化会館小ホールに響き渡りました。
しかし、各所に有名なフレーズがあり(一番有名なものには「遠き山に日は落ちて」で知られるメロディーがあります)、また親しみやすいメロディーがモチーフとして散りばめられおり、何より神田さんの信じられないほどの素晴らしい演奏(複雑に構成された交響曲を、まるで各楽器の演奏者がいるかのように巧みに弾き分けながらひとつの大きなうねりに仕上げていかれ、本当に目をつぶって聴くとオーケストラが演奏しているよう)で、初めてちゃんと4楽章を通して聴かれた方からも「長いと感じなかった」との声が多く寄せられたほど、聴衆を強く引き込み虜にした演奏でした。

(上記のみ上田海斗様からのご提供)
演奏後、大喝采を浴びる神田さん

このたびの三木労音例会のステージが、神田さんにとって新世界全楽章演奏の3回目、また東京以外では初めての場所だったそうです。
三木労音ではこれまで2回のソロステージ、1回のゲストを交えてのステージを聴いてきて、神田ファンも多く存在する当会にとって、このたび4度目となるステージでこのような素晴らしい演奏を聴かせていただいたのは、何よりの贈りものでしたね。
皆さん大変興奮して客席を後にされていましたし、終演後に代わりで参加された数名の方から入会申込をいただけたことなどからも、みなさんの大満足の評価が伺えます。

神田さんには、これからもエレクトーンによる交響曲の全楽章演奏というジャンルにますます磨きをかけていただきたいですね!
またあまり間をおかずに、再び三木へお越しいただけることを願いつつ、私達もがんばって活動を継続していきたいと、あらためて心に誓った例会となりました。

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