今回のブログでは、ドン・アルマスのリードギター・桜庭伸弘さんを中心にインタビューを行いましたのでご紹介します。どうぞお楽しみ下さい。
(聞き手・三木労音事務局長 小巻健)
左:桜庭伸弘さん、右:谷島力さん(中央:インタビュアー小巻)
―まず、「ドン・アルマス」とはどのような意味で、どんな思いで付けられたか教えて下さい。
桜庭伸弘さん(以下、桜庭さん) スペイン語でアルマスは「魂」と言う意味で、ドンを付けると尊敬語になりますので「御魂」になります。
結成時に師匠、伊藤日出夫先生につけて頂いたバンド名で、「魂」に響く心揺さぶる演奏、音楽を創って行きたいと活動をスタートしました。
―お二人がこれまでどんなジャンル、アーティストの音楽に影響を受けてこられたか、お一人ずつ教えて下さい。
桜庭さん 中学校時代にロックバンドを結成しまして、当時はエレキギターを弾いていました。LUNA SEAや X japan を練習していたのを思い出します。個人的には、小室哲哉さんの音楽にも影響を受けていました。
その後「自分の音楽」とは何かに悩む中でフラメンコギターとの出会いがあり、2000年4月、高校2年生になった春に師匠に弟子入りし、夢へと大きく進む日々が始まりました。
谷島力さん 学生時代はTRFのようなダンス系の音楽が好きで、ユーロビートに出会ってからはイヤホンでガンガン聞きながら自転車で通学する日々を過ごしてました。大黒摩季やGLAYなどJポップに興味を持つ中、クラシックギターとの出逢いがあり、優しい音色に惹かれギター音楽を始めました。その後師匠のフラメンコギター演奏に衝撃を受け弟子入りし、この道へ進む大きな転機となりました。
―どのような経緯で結成されましたか?
桜庭さん 僕は群馬県、相方のリキさんは神奈川県で、同じ時期に師匠に弟子入りをしました。
そこで出会った2人が、やがて師匠のギター教室の講師となり、全国の公演にも参加をさせて頂いて腕を磨く中、デュオでの演奏が増え、もともと音楽の夢がありましたので「ドン・アルマス」として目標を掲げ、結成に至りました。
音楽の夢を追いかけ続けて、いつの間にか「今」があるのが正直な所です。
メンバーとの出会いや、今があるのも、色んな場面での「勇気」と「奇跡」の重なりでした。
―ライブの際にはどのようなことを大切にしておられますか?
桜庭さん 「自分の世界に入れるかどうか」は演奏する時に本当に大切なのですが、それよりも、お客様の顔を見る事ですね。照明が当たるステージからは、お客様の顔はほとんど見えません。でも、良いコンサートが出来る時は、見えてくるんです。心が通じ合うライブ、魂と魂、心と心の交流が出来た瞬間です。5月20日も、そんなライブにします!
―音楽活動以外にも取り組まれていることはございますか?
桜庭さん ドンアルマス畑で、スイカや野菜の栽培をしています(笑)夏には「ドンアルマスイカ!」と名付けてファンクラブで抽選をしたりして楽しんでいます。
見えない土の中には沢山の栄養があって、雨も、太陽の光も必要で、そこから果実や野菜が実ってきます。これは、僕たちの心の環境、そこから生まれてくる音楽と同じだと感じています。
東北被災地では、岩手県久慈市の「ふるさと大使」として、毎年の演奏活動と情報配信で応援をしております。東北は出身地ではないのですが、市長さんが活動を評価して下さり任命を受けました。その他、森林文化協会親善大使、国連関係の「一冊の会」親善大使など、「環境、平和」へ少しでも力になりたいと活動しています。
―ドン・アルマスの今後の夢や抱負などをお聞かせ下さい。
桜庭さん 「物語を読んでいるような音楽」を創りたいと思って作曲をしてきました。
今後の夢の1つには、映画音楽があります。最終的には、映画の世界に挑戦をしたいです。近い夢では、紅白歌合戦に、歌わずに出場をする事です。
これも、必ず実現したいと思います!
―三木労音会員の皆さんへメッセージをお願いします。
桜庭さん 関西初ライブが、三木労音さん主催で実現し、心の底から感謝しております。魂を揺さぶる最高のステージに出来るよう、全力で演奏をさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します!
皆様にお会い出来るのを、楽しみにしております!
DON ALMAS プロフィール
激しさと哀愁を合わせ持つスパニッシュギターに、様々な音楽要素をプラスし、「物語を読んでいるような音楽」と称されたドンアルマス独自の世界観を確立。
ギターをかき鳴らす指さばき、白熱のライブパフォーマンスは年代を問わず支持を受け、心揺さぶる音楽として口コミで評判となる。リードギターの桜庭伸弘、サイドギターの谷島力は、日本フラメンコギターの草分け、伊藤日出夫に師事、2005年にドンアルマスを結成。
2009年のイタリア、フランスの作曲旅を経てオリジナル曲中心のライブ活動を展開。
2011年には1000人ライブを実現させ、売り上げ全額を東日本大震災被災地に寄付、
地元NPOと協力し、岩手県を中心に毎年の交流、支援活動を継続中。
2012年にはニューヨーク単独ライブを企画し、初のアメリカライブを成功させた。
2013年6月、アフリカ開発会議で来日したレソト王国タバネ首相歓迎式典で演奏。
2014年10月韓国で開催されたFAWA国際会議(アジア・太平洋女性連盟)にて演奏。
12月19日には伊勢神宮(外宮)にて古事記をテーマに制作をした楽曲を語り付きで演奏。
2015年4月にはワシントンD.Cで開催された全米桜祭りで演奏、各親善大使としての活動も多く、国内外で活躍の場を広げている。
リードギター 桜庭伸弘
サイドギター 谷島力
NPO法人 一冊の会 親善大使
NPO法人 咢堂香風 親善大使
公益財団法人 森林文化協会 親善大使
岩手県久慈市 ふるさと大使(復興支援での繋がりから)
DON ALMAS ホームページhttp://www.don-almas.com/
三木労音第153回例会
DON ALMAS―ドン・アルマス―スパニッシュギターライブ
5月20日(金)19:00開演(18:30開場) 三木市文化会館小ホール
入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(ドン・アルマス例会から参加希望の方は5・6月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。
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