当日は旧暦の正月。冬の寒さが一時緩んだような、うららかな日差しの中、素晴らしい津軽三味線の音色を楽しみました。
この森林を背景にしたホール、まるで森の中で演奏しているかのようですね。
今回、いつもの三木市文化会館小ホールが音響改修工事のため、会場をここ三木山森林公園に移しての開催となりました。
しかも今回は昼夜2ステージ、そして生音での演奏、という贅沢な例会でした(そのぶん、竹童さんにはずいぶんご負担をおかけしましたが・・・)
しかし、その甲斐がありまして、間近で津軽三味線の生の響きを聴かせていただきました。
まるでマイクが入っているといっても分からないくらい力強い音、そして華やかで繊細な節回しが、ホールいっぱいに響き渡り、まためずらしいバチを使わない爪弾きでは繊細な音色の味わいが直接伝わってきて、そして最後の即興曲では様々な曲弾きが飛び出し、皆さん身を乗り出して聴かれるなど、まさに三味線の様々な表情を堪能したひとときでした。
夜になるとバックの森林がライトアップされ、幻想的な雰囲気になります(写真では分かりにくいですが)
今回は、三味線だけでなく、尺八や“越中おわら”の胡弓の演奏も聴かせていただき、ちょっと得した気分に。特に胡弓にしびれたという声が多くありました。
その上、お話もお上手な竹童さん。一部・二部と変えられたお衣裳も好評で、一粒で二度ならず三度、四度おいしいステージ内容でしたね!
まったくお一人で演奏とトークで2時間。それを一日2回も務めていただき、さすがにお疲れでないかと尋ねましたら、「あと1週間ぐらいはこれでできますよ」と。さすが一流の方の体力、精神力は並はずれていますね。聞けば初代竹山さんもまったく疲れを出さない演奏スタイルを確立しておられたようです。竹童さんもこれからますますご活躍していただきたいですね。
昼・夜それぞれの運営スタッフで竹童さんを囲んで・・・。
竹童さん、本当にありがとうございました!!次は13年も経たないうちにぜひ。
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