今回の「ほわいえ」では、例会当日はステージでナビゲーターをしていただきますアフリカンダンサー&歌手の溝口サトミンさんに、エピゾさんの魅力、今回の例会の魅力を教えていただきました。
(聞き手/三木労音事務局長 小巻 健)
溝口サトミンさん
アフリカンダンサー、シンガー、ンゴニ奏者。イベントの企画・プロデュース、アーティストの招聘・通訳・コーディネイトも手がける。
音楽・ダンス・文化をとおして、アフリカのいきいきした魅力を多くの人たちと共有したいと思い、日々活動中。
アフリカンダンサー、シンガー、ンゴニ奏者。イベントの企画・プロデュース、アーティストの招聘・通訳・コーディネイトも手がける。
音楽・ダンス・文化をとおして、アフリカのいきいきした魅力を多くの人たちと共有したいと思い、日々活動中。
Q1 サトミンさんがアフリカ音楽と出会われたきっかけは?
99年、バックパッカーで旅をしていた頃に、旅先のタイの路地裏でジェンベに遭遇しました。タイ人のミュージシャンに手ほどきをうけ、さっそく手に入れ、毎日叩いて(触って)いました。太鼓って、とにかく叩けば音が出ますから、わかりやすくって楽しかったです。そして、人と合奏することの楽しさもたまりませんでしたね。そうして、帰国後一緒に叩ける仲間を探したんです。
そしてほどなくダンスに出会い、ガツンと衝撃を受けて以来、どんどんダンスに傾倒していきました。
Q2 アフリカ音楽のどのようなところに惹かれましたか?
アフリカ音楽、と一言でカテゴライズするには、広すぎる感じがありますので、ひとまず「西アフリカの太鼓とダンスの音楽」に絞ってお答えするなら、 「いま、ここに、生きている」 というとてもシンプルで、けれどそれ以上にないほど力づよいメッセージが込められているところ、でしょうか。 それは、彼らの音楽、とりわけ太鼓とダンスと歌というものが、彼らの日常生活の一部だからだと思います。日々の生活に、なくてはならないもの。日々の生活のあらゆる場面に演奏され、踊られ、歌われる音楽。
そして、彼らは過ぎ去ったことや、遠い未来のことは普段あまり考えずに、今日、いま、この瞬間、を一生懸命生きています。死が身近にあり、生もまた身近にあるからだとおもいます。そんな部分に、一気に惹かれていった・・・そして気が付けば十数年経った、ということでしょうか・・・(笑)
Q3 数多くのアフリカン・アーティストの中で、エピゾ・バングーラ氏とはどのような魅力を持つアーティストですか?
彼ほどのマルチプレイヤーはほんとに稀だと思います。わたしは初めて彼の演奏を聞いたときのことを、いまでもはっきりと覚えています。2004年の9月、小さなバーでしたが、きていた人はみんな、鳥肌のたつ思いをしていました。なにか、太鼓の神様が宿っているような、そんな神々しくて、引き込まれるパフォーマンスでした。
ジェリ(※フランス語でグリオ)という家系に生まれ、バラフォンの名手だった父から、幼少の頃から音楽の英才教育を受け、小学校の時にはすでにその才能は周りに知られることとなったエピゾ。当時の大統領夫人に帯同してヨーロッパ各地をツアーする楽団の一員となりました。その後もコートジボワール、パリ、ニューヨーク、シドニーで通算30年以上の活動を展開してきました。
ジャズやアフリカンの大御所たちとの共演も多く、その演奏スタイルは、伝統を踏襲しつつも、モダンとの融合をつねに試みる、チャレンジ精神あふれるものでした。そして、それは現在もとどまるところを知らず、進化し続けているのです。
Q4 今回のエピゾ&ファミリー公演の魅力は?
エピゾをはじめ、弟たちは、それぞれが自らのジェリ(口承伝承家)としてのアイデンティティを自分のいる場所で示しながら、演奏活動をしています。早くから母国を離れて活動しているそれぞれのミュージシャンが、日本という国に集まり、コンサートをする、そんな夢のような企画が実現したのは2005年の夏でした。阿吽の呼吸で、ぴたっと寄り添うグルーヴ、腕比べではないお互いの良さを最大限引き出しサポートし合うようなステージング、観るものは一瞬たりとも目が離せなかったと思います。
そんなステージをまた、みなさんと一緒に体感できると思うと、この機会を作ってくださった三木労音さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
Q5 サトミンさんがアフリカ音楽を通じて皆さんに伝えたいことは?
みなさんがそれぞれ、自由に感じていただければと思います。感じ方はそれぞれで、正解はありませんので。その中で、コンサートの時間の間は、「いま、ここに、生きるよろこび」を共有できれば、こんなにうれしいことはありません。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。
※7/21(日)には、溝口サトミンさんの指導によるアフリカンダンスワークショップを開催します。詳しくはhttp://mikiroon-blog.blogspot.jp/2013/06/78.htmlをご参照下さい。
三木労音7・8月例会
エピゾ・バングーラ&ファミリー
2013年8月7日(水)19:00開演 三木市文化会館小ホール
新入会員大募集中!お申し込みは三木労音TEL0794-82-9775、もしくはホームページhttp://www.mikiroon.com/index.htmlからも入会できます。
特別親子ペア券も販売中!夏休みの思い出に親子でぜひいかが?詳しくはhttp://mikiroon-blog.blogspot.jp/2013/06/blog-post.htmlをご参照下さい。
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