時にはやさしく語りかけるように、時には怒りを込めて叫ぶように、繊細に変化してゆくカルメン・マキさんのヴォイス。まるで心のひだに添うように、即興的に奏でられる太田恵資さんのヴァイオリン、そしてしっとりと、色鮮やかに万華鏡のように展開する吉田桂一さんのピアノ・・・
3人が奏でる深く独特な世界に、心を解き放って漂うような、そんな時間をすごしました。
こんな贅沢な大人な音楽を三木で楽しめるなんて・・・とっても幸せな時間でしたね。
そして音楽だけでなく、詩の朗読の世界も独特でした。
特に2部の石垣りん「雪崩のとき」は、非常に社会的メッセージ性の強い作品。
カルメン・マキさんがこの作品を表現される意図を考えると、とてもその意味は大きいと感じました。
即興で絡んでいくヴァイオリンとピアノも、刺激的でした。
終演後、ロビーにてスタッフと一緒に
「闇が深ければ、光の強さを感じる」
そんな印象を受けた、カルメン・マキさんのステージでした。
素晴らしい表現者の3人に大きな拍手!!
なお、普段この辺りではなかなか機会が少ないカルメン・マキさんのライブですが、4月後半にもう一度神戸でライブがあります。往年のファンの方も、今回新たにファンになられた方も、興奮覚めない間にもう一度いかがですか?
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