2024年4月22日月曜日

心に響いた歌の数々。凛とした島本さんの姿勢に励まされました!

先週の4月14日(日)、三木労音第200回例会の「島本弘子シャンソンリサイタル」を開催しました。
200回もコンサートを開催し続けている団体は、三木では他にないと思います。ここまで続けてこられたのも、現在の会員の皆さんをはじめ、これまでいろんな時期を支えてくださった方々のおかげです。あらためて感謝申し上げます。

さて200回目という節目の例会にご出演いただきましたのは、労音とも縁が深く、三木労音創立初期には2回ご出演いただきましたシャンソン歌手の島本弘子さん。
今回28年ぶり3回目のステージは、50年以上の大ベテランだからこその、まさに人生そのものが歌声に表れているような、味わい深く心打たれるステージでした。

当日は、午前中から本番と同じだけのリハーサルをされた島本さん。
歌えば歌うほど声が伸びてゆく素晴らしい体力と、全ての歌詞と進行をしっかり記憶し完璧に進められる集中力を今も維持されているのは、並々ならぬご努力があってのことと、本当に敬服の気持ちしかありません。


今回は歌とピアノのみのシンプルなステージ。こういう場合は特にそれぞれの技量や存在感が際立つものですが、にしかわまことさんの素晴らしいピアノ演奏が歌の世界を一層引き立たせました。


そして島本さんの歌は、歌詞の中身がとても伝わってきて、1曲1曲がまるでそれぞれ物語のよう。パリの街角の風景、故郷の風景、若かりし頃の華やぎ、人生の最期を迎えた心境・・・そして戦争に対する憎しみ、おろかさを歌うなど、作品の深みと説得力は、まさに脱帽です。


今回のプログラムは一般的に知られていない作品が多くありましたが、島本さんが「今」心から歌いたい作品を、と選ばれた曲目でした。
あらためてシャンソンの幅の広さと懐の深さを感じ、魅力を発見した選曲だったのではないでしょうか。
お一人でサポートされたにしかわまことさんにも、賞賛の声が多く寄せられました。


シンプルな中に、人生の素晴らしさ、生きる喜び、悲しさ、尊さが詰まった、シャンソンの真髄を存分に聴かせていただきました。

終演後には島本さんを囲んで、打ち上げもさせていただきました。


これからもお元気で、心に響くシャンソンを歌い続けていただきたいです。
私たちも島本さんにあやかり、末永く続けていこうとあらためて思いました。
人生の大先輩、島本弘子さん。本当にありがとうございました!

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