2017年10月23日月曜日

【次回例会紹介】ピアニカを手に水平線の彼方へ 、愛と好奇心をたずさえて・・・松田昌(まつだ まさ)― 鍵盤ハーモニカ奏者

次回例会は、鍵盤ハーモニカ(=ピアニカ)演奏の第一人者として国内外で活躍されている、松田昌さんの登場です!
今回は、松田昌さんへのインタビューをご紹介します。
聞き手 小巻健(三木労音事務局長)




―松田昌さんが音楽に親しむようになったきっかけを教えてください。

松田昌さん 小学校3年生の時、リコーダーを吹いて、自分の知っているメロディーを、探り弾きをして弾けるのがとても楽しかったのがきっかけです。さらに音楽の先生にも褒められ、学芸会のリコーダー合奏でソロをとって音楽の喜びを感じました。

―ピアニカとの出会いを教えてください。

松田昌さん あるエレクトーンコンサートのあと、打ち上げの店に鍵盤楽器がピアニカしかなく、初めて吹いた時から「息を使って吹く面白さが凄い!」と虜になりました。

―現在、各地でピアニカの指導をなさっていますが、昌さんが感じるピアニカの魅力について、また今後のピアニカの可能性について教えてください。

松田昌さん ピアニカの魅力は、歌うように息と口の変化で音楽表現ができるところです。最近は、ピアノ教師の間で大きなブームになってきています。どんどん、ケンハモ愛好者は増えると思います。

―松田昌さんはよく海外の旅をされているようですが、これまでの思い出に残るエピソードを教えてください。

松田昌さん 3つご紹介します。
一つ目。アフリカのモロッコの商店街で、首からピアニカをぶら下げて立っていると、学校教育に音楽がなく、鍵盤楽器を見たことのないモロッコの可愛い女の子が、走り寄ってきて、ホッペにチュッとキスしてくれて、びっくり仰天!
二つ目。マダガスカルのバオバブ街道をピアニカを吹きながら歩いていると、3人の小学生が後をついて歩いてきて、言葉が通じなくても音楽でコミュニケーションできることを体験。
三つ目。アフリカのケニア・ナイロビのホテル、チェックインの時ホテルの女性に請われてピアニカを吹くと、従業員が踊り始めた。アフリカでは、音楽は聴くものではなく踊るものらしい。

―エネルギッシュな松田昌さんの、音楽への飽くなき探究心の源はどこにありますか?

松田昌さん ①人と音楽に対する愛情!②宇宙と人生に対する好奇心!③自分の可能性に対する期待、の3本柱と言えます。

―最後に三木労音会員へのメッセージをお願いします。

松田昌さん 三木労音のみなさま!「松田昌のこれがピアニカだ!in三木」とても楽しく、感動のあるステージを展開したいと思っております。ぜひ聴きに来てくださいね〜!



松田 昌(ピアニカ)
兵庫県宝塚市生まれ。東京芸術大学作曲科中退。
第10回インターナショナル・エレクトーン・コンクールでグランプリを受賞。その後、キーボードアーティスト・作曲家として、国内外での演奏活動を中心に、映画・テレビ番組の音楽制作・ミュージカルの作曲などに活躍。
2006年、ピアニカのアルバム「ピアニキストMASA」をジャズピアニスト佐山雅弘とのデュオでリリースし、ピアニカによるライブを全国展開し、テレビラジオに出演。
ピアニカを吹く面白教授として注目を集めている。ピアニカ歴は35年以上。特にこの10年は研鑽に余念がない。
ストラップで吊って両手奏法を開発することで鍵盤ハーモニカのソロ楽器としての可能性を飛躍的に発展させ、循環呼吸をマスターして和音奏法の可能性を広げ、タンギングの多様性を追求して微妙な表現を獲得するなど、さらなる表現の可能性を追求している。
オリジナル作品・ブラジル音楽・ジャズなどを中心としたライブ活動など精力的に演奏活動を行うかたわら、鍵盤ハーモニカ曲集を出版し、全国でセミナーを開催したり、東京・大阪・名古屋のピアニカ教室で、後進の指導にも力を注いでいる。
2017年4月には、CD「神様の住む島」松田昌ベストアルバムや「マサさんの大好きな鍵盤ハーモニカ」が出版される。
世界中にピアニカ愛好者を増やしたい!と願っている。
名古屋音楽大学客員教授
【出版物】
CD「ピアニキストMASA」(ヤマハミュージックメディア)
新譜「神様の住む島」松田昌ベストアルバム(MASAミュージックプラン)
教本「たのしい鍵盤ハーモニカ」「すてきな鍵盤ハーモニカ」(音楽之友社)
「マサさんの さあ!はじめよう鍵盤ハーモニカ」「音楽トレーニング」
「絶対!うまくなる鍵盤ハーモニカ100のコツ」「マサさんのこれぞ!鍵盤ハーモニカ」
新刊「マサさんの大好きな!鍵盤ハーモニカ」(以上ヤマハミュージックメディア)
http://www.masa-mp.com/

中島 徹(ピアノ)
1964年芦屋市生まれ。神戸市出身。
大阪教育大学・特設音楽課程在籍中より演奏活動開始。
ジャズに始まりラテン、ブラジル音楽にも傾倒、関西と関東を軸に幅広い音楽性でさまざまなジャンルのあまたのバンドやセッションに関わる。
2001年・2012年、自己のリーダープロジェクト“はぽにやす”でヨーロッパ7ヵ国10都市にて公演、好評を博し文化交流の大役を果たす。(国際交流基金派遣)
2007年、CD付きソロピアノ楽譜集「プロフェッショナル・ジャズ・ピアノ」(スタンダードジャズ曲集、ヤマハミュージックメディア)を出版。
その他、CD参加も多数。
関西の老舗名門ビッグバンド『アロージャズオーケストラ』にはトローンボーン奏者として長年在籍中。
http://www.customnet.jp/n-toru/

黒田和良(ドラム、パーカッション)
1971年大阪生まれ。愛知学院大学にてSINGING ALL STARSに入部しドラムを始める。
大学卒業後東京代々木に在る、PAN SCHOOL OF MUSICに入学、斉藤純氏に師事する。2年時に1年次の成績により小林亜星より奨学金を授与される。
卒業後名古屋に帰り名古屋のミュージシャン納谷嘉彦(p) 小濱安浩(ts) 和田直(g) 水野修平(p) 後藤浩二(p)らのバンドに所属し、現在多数のバンドのレギュラーとして活躍。
現在、名古屋音楽大学の講師、毎日文化センター、中日文化センター講師、K's Drum school校長、ボーカル・ギター・ベース・ピアノ・サックス・ドラムのアンサンブルスクールComuz校長、K's presents 代表を務めている
http://kurodakazuyoshi.com/


三木労音第161回例会
松田昌のこれがピアニカだ!in 三木
2017年11月22日(水)19:00開演(18:30開場)
三木市文化会館小ホール
入会希望の方は、チラシ裏の入会申込書に会費2か月分(松田昌例会から参加希望の方は10・11月分)と入会金(1,000円)を添えて、三木労音会員か事務局までお申し込み下さい。
ホームページからのお申込みはこちら→http://www.mikiroon.com/info.html
詳細は三木労音事務局 TEL 0794-82-9775、またはメールinfo@mikiroon.comまでお問い合わせください。

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